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でも私はずっと気になってることがある。
玉森くんが、私と付き合いたいっていうのは、よくわかった。
でも、それって何で?
私のこと好きだから?
それとも、私が玉森くんのことをもう好きじゃなくなったから、それが嫌で引き止めておきたくて、こんなことしてるとか?
DVDが終わって、エンドロールをぼーっと眺めてる玉森くんの横顔を、チラ見してみる。
「…何?」
「玉森くんってどうしたいの?」
「…またそれ?」
「そもそも、私のこと好きなの?」
そう聞いた途端に黙り込んでしまう。
…怪しい。
やっぱり、私が好きだから彼氏になりたがってるんじゃなくて、
私が好きじゃなくなったのが惜しくて、彼女という位置に一応置いといて、自分の好きに振り回してやろうって思ってるんだ。
だって、さっきから何も言わないし。
それに、目だって合わせてこないし。
「…もういい。わかった。」
私がそう言ったら、
「何が?」
って、逆ギレ気味に聞いてくる。
「玉森くんの考えてること、わかった。」
「…何が?」
玉森くんは何故か動揺している。
だから私は、腰に回された玉森くんの腕をそっと引き抜いた。
「私のこと繋ぎ止めておいて、いいようにこき使おうって思ってんでしょ?
もうその手には乗らないから。」
そう言って、玉森くんを軽く睨みつけたら、
玉森くんも睨み付けてくる。
「…は?俺がいつそんなこと言った?」
「態度でわかるよ。
それに、今までの玉森くんの行動と照らし合わせてみたら、それしか考えられないじゃん。」
「何それ。」
「…正直に言うね。
私は、もうお金がないの。
もう玉森くんに贅沢なランチを食べさせてもあげられないし、タクシー通勤だって無理。
だからこれ以上、私のこと振り回すのやめて。」
…言っちゃった。
本当の気持ち。
もう玉森くんに振り回されて、こき使われて、精神的不安定になるの、嫌なんだ。
これが私の正直な気持ち。
「俺、そんなこと思ってないけど。」
さっきまで私のことを睨み付けてたのに、玉森くんは急に悲しそうな顔になる。
「何?Aから見た俺ってそんな感じ?
Aのこと振り回して、こき使って。
で、Aが俺のこと好きじゃなくなったのが惜しくて、繋ぎ止めようとして、告白したって思ってんの?」
「告白なんかされてないし。」
「したわ!」
「されてないよ。」
って、また、言い合いになる。
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わかめ(プロフ) - 夕空さん» コメントありがとうございます。返信が遅くなりまして申し訳ありませんm(__)mキュンキュンしていただいてありがとうございます(*^-^*)これからも頑張りますので、また読んでやってくださいませ(*^-^*) (2017年1月29日 22時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
夕空(プロフ) - 2話とも、凄く面白くてキュンキュンしてますヽ(*´∀`)ノこれからも頑張ってください!! (2017年1月19日 16時) (レス) id: a68f5393cb (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます♪ちょっとドSな玉森さんなんで、怒られるかもー、なんて、ドキドキしながら書きました(^^)これからも頑張ります(´∇`) (2016年7月31日 0時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - とってもドキドキしました〜!(^∀^)今までにないようなお話で、とても気に入りました(#・ー・#♪)これからも、頑張ってくださいね! (2016年7月28日 13時) (レス) id: 0c0813c9ee (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - さやさん» ありがとうございますー(/ω\)ドSが受け入れてもらえるのかどうか、ドキドキしながら書いてました(/ω\)続編も書いてみたいなーと思い中です♪読んでくれてありがとうございました(*^-^*) (2016年6月17日 8時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わかめ | 作成日時:2016年5月4日 2時