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翌日もやっぱり、夜になると熱が出る。
ごはんを作ろうとキッチンに立った所で、玉森くんに止められる。
「A、ちょっとこっち来いって。」
ソファーにふんぞり返って座っている玉森くんが、えらそうに手招きをする。
「…何？」
「いいから、ここ来いって。」
ソファーの隣の席をポンポン叩いてくる。
えー…、やだな。
今まで一緒にこの部屋にいて、ソファーに隣同士でなんて座ったことないじゃん。
「早く来いって。」
玉森くんの機嫌がだんだん悪くなってくるから、仕方なくソファーの隣に座る。
おもむろに額に手のひらを当てられて。
「また、熱出てるよね？」
「…うん。」
「なんで言わないわけ？」
「…じゃあ、何で玉森くんは怒るわけ？」
逆に聞いてみたくなるくらい、玉森くんは機嫌が悪い。
「熱あんのに、ないふりしてるヤツがいたら腹も立つって。」
「とりあえず、寝ろ。」
って、また強引にベッドに押し込められる。
マンション近くのコンビニで、玉森くんがいろいろ買ってきてくれたから、２人で適当に食べて。
シャワーだけ浴びて、夜の８時にベッドに入る。
こんなに早くからベッドに入れるなんて、幸せー。
シャワーから出て来た玉森くんは、壁にもたれながら器用にドライヤーもかけてるし。
もう、私が世話しなくても大丈夫じゃん。
そう言いたいけど、言えなかった。
なんでだろ。
玉森くんも気付いてるはずだよ？
もう自分でなんでもできるってこと。
ソファーにどかっと座って、
「テレビ見てていい？」
って言うから、そのまま私はベッドで眠ってしまった。
深夜、玉森くんがベッドに入ってくる気配を感じて。
壁際を向いて、玉森くんに背を向けて寝ている状態なんだけど、
背中に少し、玉森くんの腕が触れてて暖かくて。
それがとても安心できて、
それがとても嫌だった。
翌朝になると、やっぱり熱は下がってて、普通に出勤もできる。
ランチタイムに、栞ちゃんと２人で買い出しに行く途中、案の定、
「玉森先輩に例の話、聞いてもらえました？」
って、聞かれた。
「うん。考えとくって言ってたよ。」
「それって、どういう意味なんですかね？
期待してもいいのかな。」
ほんとに。
どういう意味なんだろ。
「本人に聞いてみたら？」
なんて、適当に言ってみたけど、まさか帰ってきてすぐに玉森くんに言うなんて、思ってもみなかった。
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わかめ(プロフ) - 夕空さん» コメントありがとうございます。返信が遅くなりまして申し訳ありませんm(__)mキュンキュンしていただいてありがとうございます(*^-^*)これからも頑張りますので、また読んでやってくださいませ(*^-^*) (2017年1月29日 22時) (
レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
夕空(プロフ) - ２話とも、凄く面白くてキュンキュンしてますヽ(*´∀｀)ノこれからも頑張ってください！！ (2017年1月19日 16時) (レス) id: a68f5393cb (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます♪ちょっとドSな玉森さんなんで、怒られるかもー、なんて、ドキドキしながら書きました(^^)これからも頑張ります(´∇｀) (2016年7月31日 0時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - とってもドキドキしました〜！(^∀^)今までにないようなお話で、とても気に入りました(#・ー・#♪)これからも、頑張ってくださいね！ (2016年7月28日 13時) (レス) id: 0c0813c9ee (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - さやさん» ありがとうございますー(/ω＼)ドSが受け入れてもらえるのかどうか、ドキドキしながら書いてました(/ω＼)続編も書いてみたいなーと思い中です♪読んでくれてありがとうございました(*^-^*) (2016年6月17日 8時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2016年5月4日 2時
