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うちの会社は節電に厳しいから、夜の９時以降はエレベーターも止まってしまう。
だから、階段で降りるしかなくて。
非常口の階段の灯りをつけて、一気に駆け降りた。
だけど、階段の途中で誰かとぶつかったのは覚えてる。
そして、階段をそのまま転げ落ちちゃって…。
私の記憶はそこまで。
次に目覚めたのは、真っ白な天井と、機械だらけの部屋の中。
「わかりますかー？」
って、いきなり女の人から声をかけられて、そちらを向いたら、
看護師さんだった！
…病院！？
つか、集中治療室！？
「階段から転げ落ちたんだって。
どう？気分悪くない？
頭打ったかもしれないから、とりあえず後で検査しようねー。」
「大丈夫です。
…あの、階段でぶつかって、誰かと一緒に転げ落ちちゃったんですけど。」
そう言ったら、
「ああ、あの人ね。
一緒に運ばれてきてるよ。」
って、看護師さんの指さした方向を見ると…。
足にギプスをつけられて、眠ってる玉森くんの姿が！
…嘘。
あの時ぶつかっちゃったの、玉森くんだったんだ。
私はその後すぐに一般病棟に移されて、頭の検査とかいっぱい受けた結果、
全く異常もなく、翌日の午前中には退院することになった。
だから…、とりあえず玉森くんの様子を窺いに行く。
どうやら、私の下敷きになってしまったらしい玉森くんは、そのせいで足を骨折してしまったみたいで。
看護師さんは、
「大丈夫。
単純骨折みたいだから、全治２ヵ月ってとこかな。
しばらくは入院してもらうけど。」
とかサラッと言うけど。
入院！？
全然、大丈夫じゃないじゃーん！！！！
そーっと、病室を覗いてみたら。
リクライニングしたベッドにテーブルを置いて、携帯をいじってる玉森くんがいた。
左足は、ギプスですごいことになってるし。
…また怒られるんだろうな。
そう思ったら声がかけづらくて、入り口からチラチラ部屋の中を覗いてたら、
「おい！」
って、いきなり部屋の中から玉森くんの声。
恐る恐る部屋を覗いてみると、思いっきり不機嫌な顔をした玉森くんがいて、
無言で私に手招きをしてる。
…こ、怖いんですけど！！
「言いたいことがあるなら、今のうちに言っとけよ？」
って、いきなり凄まれた。
「…本当に、申し訳ありませんでした！」
深々と頭を下げる。
っていうか、土下座した方がよかったかな。
それくらい怖かったんだよ、さっきの玉森くんの目は。
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わかめ(プロフ) - 夕空さん» コメントありがとうございます。返信が遅くなりまして申し訳ありませんm(__)mキュンキュンしていただいてありがとうございます(*^-^*)これからも頑張りますので、また読んでやってくださいませ(*^-^*) (2017年1月29日 22時) (
レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
夕空(プロフ) - ２話とも、凄く面白くてキュンキュンしてますヽ(*´∀｀)ノこれからも頑張ってください！！ (2017年1月19日 16時) (レス) id: a68f5393cb (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます♪ちょっとドSな玉森さんなんで、怒られるかもー、なんて、ドキドキしながら書きました(^^)これからも頑張ります(´∇｀) (2016年7月31日 0時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - とってもドキドキしました〜！(^∀^)今までにないようなお話で、とても気に入りました(#・ー・#♪)これからも、頑張ってくださいね！ (2016年7月28日 13時) (レス) id: 0c0813c9ee (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - さやさん» ありがとうございますー(/ω＼)ドSが受け入れてもらえるのかどうか、ドキドキしながら書いてました(/ω＼)続編も書いてみたいなーと思い中です♪読んでくれてありがとうございました(*^-^*) (2016年6月17日 8時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2016年5月4日 2時
