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「レアにしてね。」
って言われたから、両面に焼き目をつける程度で、一口サイズに切り分けて出した。
「うまー！！」
玉森くんは、さっきから普段なら見れないくらいのオーバーリアクションで喜んでるから、ま、いっか。
「このステーキソースどこの？」
「私が作った。」
そうしたら、
「…お前、意外に料理うまいんじゃん。」
って、しみじみ真顔で言われてしまった。
これは、誉められてるのか、けなされてるのか、どっち？
ペロッと一気に食べたところで、玉森くんは私のご飯を見て、
「あれ？お前またダイエット中？」
って、からかうように言ってくる。
今日の私の夕食、白米とスープとサラダ。
以上！
「肉は食っていいんだってさ。
それより、白米抜いた方が痩せると思うけど？」
なんてドヤ顔で言われて、「知ってるわ！それくらい！」って言いたくなるけど、我慢我慢。
今日は玉森くんのステーキの香りだけで、白米が食べられたよ、ありがとうって、思うことにする。
夜になって、私はやっぱり疲れてて。
いつものように、玉森くんにドライヤーをかけてあげながら思う。
本当に好きなら、こうやって玉森くんにドライヤーをかけてあげるなんて行為、ドキドキして仕方ないはずだよね。
でも、ドキドキしない。
毎朝、靴下も履かせてあげるし、靴も履かせてあげてる。
着替えだって手伝うし、パンイチの姿だって、もう見慣れた。
でも、ドキドキしない。
この人は私を好きにならない人って、わかってるから。
…もう、私の玉森くんへの恋は、終わったのかな。
「おやすみなさい。」
玉森くんにお布団をかけてあげると、
「あれ？Aの布団は？」
って聞いてくる。
「廊下にもう敷いたよ。」
「は？ここで寝りゃいいじゃん。」
「玉森くんうるさいもん。
寝たいのに寝かせてくれないし。」
そう言ったら、思いっきりベッドの中から睨んでくるし。
だって、ほんとのことじゃん。
でもその日は、玉森くんに起こされることなく、廊下でぐっすり眠ることができた。
次の日のランチタイム。
「今日は、南口のステーキ丼が食べたい。」
とか、言いだした！
「海鮮丼は？」
「…もう飽きた。」
とか言われて、仕方なくステーキ丼のテイクアウトに急ぐ。
栞ちゃんがやって来て、
「私も今日は一緒にランチしていいですか？」
って聞かれて、玉森くんとランチしたいんだな？って、わかってるから即ＯＫを出した。
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わかめ(プロフ) - 夕空さん» コメントありがとうございます。返信が遅くなりまして申し訳ありませんm(__)mキュンキュンしていただいてありがとうございます(*^-^*)これからも頑張りますので、また読んでやってくださいませ(*^-^*) (2017年1月29日 22時) (
レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
夕空(プロフ) - ２話とも、凄く面白くてキュンキュンしてますヽ(*´∀｀)ノこれからも頑張ってください！！ (2017年1月19日 16時) (レス) id: a68f5393cb (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます♪ちょっとドSな玉森さんなんで、怒られるかもー、なんて、ドキドキしながら書きました(^^)これからも頑張ります(´∇｀) (2016年7月31日 0時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - とってもドキドキしました〜！(^∀^)今までにないようなお話で、とても気に入りました(#・ー・#♪)これからも、頑張ってくださいね！ (2016年7月28日 13時) (レス) id: 0c0813c9ee (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - さやさん» ありがとうございますー(/ω＼)ドSが受け入れてもらえるのかどうか、ドキドキしながら書いてました(/ω＼)続編も書いてみたいなーと思い中です♪読んでくれてありがとうございました(*^-^*) (2016年6月17日 8時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2016年5月4日 2時
