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なんだ、玉森くんの払いなら、私も食べちゃえばよかった。
…でも、私も食べちゃってたら、私が払うことになるのか…。
そのまま、玉森くんの部屋に荷物を取りに行って、またタクシーで私の部屋に戻ってきた。
今日は疲れ切ってるから、早々に玉森くんをお風呂に入れて、私もお風呂に入って、
「おやすみなさい。」
って、ソファーに座ってテレビを見てた玉森くんに、おやすみの挨拶をした。
「は？もう寝るの？」
「うん、明日も早いし。」
「つか、俺、眠くないんだけど。」
「寝すぎだよ。
生活リズム戻さないと、月曜日辛いよ？」
「だって、Aのベッドすげー眠れるんだもん。
睡眠薬かなんか、仕込んでる？」
とか聞いてくるから、そのまま玉森くんをベッドに誘導した。
「えー？まだ寝たくないのに。」
ぶつぶつ言ってる玉森くんをベッドに寝かせると、肩までお布団を掛けてあげる。
「私のベッドだとよく眠れるんでしょ？
じゃあ、すぐに眠れるよ。
おやすみなさい。」
って、強引に灯りを消して、廊下にお布団を敷いた。
「…Aー！？」
部屋から玉森くんの声が聞こえてくるけど、無視。
本当に疲れてるんだって。
玉森くんは私のベッドがよく眠れるって言うけどさ、私もこの狭い廊下に敷かれた布団が、ものすごく居心地のいいことに、最近気づいたんだ。
適度な狭さって、落ち着くよね。
だから、いつもお布団に入ると、ものの数分で寝ることができる。
なのに…、
「Aー？
返事しろって！」
って、部屋から玉森くんの声が聞こえてくる。
「…もう寝てるから無理。」
ほんと、眠いんだって。
寝かせてよ。
なのに、部屋のドアが開いて、玉森くんが顔を覗かせる。
「A、布団こっちに敷けって。」
とか言ってくるけど、寝たふり。
だけど思いっきり、布団を松葉杖で剥がされて、仕方なく瞼を開いた。
「…寝てたのにー。」
「いいから、布団、こっちに敷けよ。」
って、ぷんぷん怒ってるし。
部屋に１人じゃないと眠れないとか言ってなかったっけ？
仕方なく、布団を部屋に敷き直す。
ソファーをどかして、部屋の真ん中に敷いてみたけど、なんか落ち着かない。
廊下の、あの閉塞感がよかったのにー。
そんな私にはお構いなしに、玉森くんはずっと話しかけてくる。
「明日、どこ行くわけ？」
「…秘密。」
「まさか、デートとか？」
「だったらいいなあ…。」
なんて言いながら、私はもう、夢の中。
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わかめ(プロフ) - 夕空さん» コメントありがとうございます。返信が遅くなりまして申し訳ありませんm(__)mキュンキュンしていただいてありがとうございます(*^-^*)これからも頑張りますので、また読んでやってくださいませ(*^-^*) (2017年1月29日 22時) (
レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
夕空(プロフ) - ２話とも、凄く面白くてキュンキュンしてますヽ(*´∀｀)ノこれからも頑張ってください！！ (2017年1月19日 16時) (レス) id: a68f5393cb (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます♪ちょっとドSな玉森さんなんで、怒られるかもー、なんて、ドキドキしながら書きました(^^)これからも頑張ります(´∇｀) (2016年7月31日 0時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - とってもドキドキしました〜！(^∀^)今までにないようなお話で、とても気に入りました(#・ー・#♪)これからも、頑張ってくださいね！ (2016年7月28日 13時) (レス) id: 0c0813c9ee (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - さやさん» ありがとうございますー(/ω＼)ドSが受け入れてもらえるのかどうか、ドキドキしながら書いてました(/ω＼)続編も書いてみたいなーと思い中です♪読んでくれてありがとうございました(*^-^*) (2016年6月17日 8時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2016年5月4日 2時
