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うちのおばあちゃんの家だよ！
商店街の外れにあるおばあちゃんの家は、１階の一部を店舗にしてて、そこで駄菓子屋さんをやってたから。
５年ほど前にやめて、今はそのスペースは空いてるし。
『Forest』ぐらいの広さはあるかも！
そう思ったらもう、止められなかった。
「うちの家でやりませんか？『Forest』。
１階の一部が空き店舗のまま空いてます。
ちょうど、『Forest』と同じくらいの広さです。
店舗に水道もちゃんと引いてるので、鏡とシャンプー台の設置さえできれば、すぐに仮営業できると思います！」
早口でそう告げれば、横尾さんはやっぱり無表情で黙って聞いてるだけ。
しかも…、なんのリアクションもなし。
しばらく待ってたら、
「…いいの？
そこ借りて。」
横尾さんは怪訝そうな顔をして尋ねてくる。
「いいです。」
「おばあちゃんの家じゃなかった？」
「そうですけど、きっとおばあちゃんもいいって言うはずです。」
「おばあちゃんにちゃんと話をしたいんだけど。
いつなら会える？」
「いつでも。
隣町の叔父さん家にいるので。」
「叔父さん家？」
「同居を始めたので、叔父一家と。
あの家が空き家になるし、学校に近いからって私が住んでるわけです。」
「…ああ、なるほど。」
横尾さんはなんとか納得してくれたけど。
思えば、私のプライベートな話なんてしたことなかったかも。
横尾さんは私のことは何も聞かないし、聞いたとしても美容学校のことくらいで。
横尾さんは、私のことは何も知らないよね？
「とりあえず、この荷物はうちに運びませんか？」
翌朝、商店街の人に軽トラを借りて、うちの家の空き店舗に全ての荷物を収納することが出来た。
横尾さんはいつまでも店舗の様子を眺めながら、
「本当にいいの？ここを借りても。」
なんて、改まって聞いてくる。
「だって空いてるんだし。
ここも、廃屋にするのが嫌だっておばあちゃんが言うから、私が住んでるわけですから。」
「早速、挨拶に行きたいんだけど。」
…あれ、横尾さんって意外にせっかちなんだ。
意外な発見。
でも、私も横尾さんのこと、何も知らなかったな。
歳も知らないし、出身がどこなのかとか、前はどの店で修行したのかとか。
何も知らない。
その日のうちに、おばあちゃんの家にお願いに行った私達は、あっさりＯＫをいただくことになった。
「家は？どうするの？
２階も焼けちゃったんでしょ？」
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わかめ(プロフ) - くーさん» ありがとうございます(*^-^*)私も本当に横尾さんのヒモ状態が思い浮かばず、ガチで悩みました。一、二を争うとか…、ありがとうございます。またボチボチRAIBOWも書いて行きますので、どうぞよろしくお願いします(*^-^*) (2018年1月21日 19時) (
レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ★mmiioo★さん» ありがとうございます！これですべて完結しました♪こういう関係のお話を書きたいなー、とかずっと思ってまして、夢が叶ってよかったです(*^-^*) (2018年1月21日 19時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - にかはるかさん» コメントありがとうございました！だいぶお返事が遅くなってしまい…、大変申し訳ございません(/ω＼)私もこの甘系の横尾さんを書くのが楽しみでした。またRAINBOWもありますので、読んでいただけたらうれしいですー(*'ω'*) (2018年1月21日 19時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
くー(プロフ) - 完結お疲れさまでした!!最初ヒモ男子な横尾さんが想像出来なかったのですが、上手くまとめましたね。今までのヒモ男子のお話の中でも一、二を争う好きなお話でした。続きが気になるのでまた思い付いたらヨロシクお願いします。 (2018年1月8日 18時) (レス) id: 186d620cf9 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - 完結おめでとう。この２人の雰囲気、すきです。兄妹のような、家族のようなあったかい愛情が感じます。 (2018年1月8日 15時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2017年7月20日 23時
