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「じゃあ、明日の夕方から、店手伝ってくれる？
その時にしっかり教えるから。」
「オープンは来週ですよね？」
「今日で内装工事は終わったから。
オープン前に、どうしてもカットしてほしいっていうお客さんがいるから。
Aも手伝って。」
すごいな、オープン前に予約って。
余程の上得意様だよね？
「明日の夕方５時半からの予約だから。」
だから翌日は、学校終わりで自転車をかっ飛ばして速攻帰宅。
内装工事の終わった店は、今までの『Forest』が完璧に再現されていた。
今まで庭の温室に入れられてた観葉植物が店内に散りばめられるように配置されて、壁紙も床も前と同じものだから、まるでデジャヴ？って思うくらい。
もう横尾さんはお客様を迎える準備を終えていて、カウンターで予約名簿を眺めてた。
「今日のお客様は、常連さんですか？」
「まあね。
Aは会ったことないかもね。」
私のいない時間帯に来てるお客様なのかな。
オープン前に予約を入れるくらいだから、余程のお客さんなんだよね？きっと。
５時半少し前に、お客様到着。
「いらっしゃいませ。」
…って、あれ？
どこかで見たことのある顔なんだけど。
お客様をソファーに誘導して、今日のスタイリングのカウンセリングが始まる。
私はこれには参加しないけど、聞き耳を立てて、必要な器材をさりげなく準備するのが仕事。
なのに今日のお客様は、私の顔を見るなり、
「アシスタント入れたの？
あんなにアシスタントは嫌だって言ってたのに。」
なんて話を横尾さんに振り始めた。
「紹介しとく。
もう半年くらい、うちでアシスタントしてもらってるA。
今まだ学生なんだけどね。」
横尾さんの紹介に私は頭を下げるけど、思いっきりガン無視された。
…感じ悪っ！
「それにしてもここ、前の店にそっくりだね。
でも、よく見たら普通の民家じゃない？」
「Aのおばあちゃんの家を借りてるから。」
「まさかここに住んでるとか？」
「そう。
店も２階の居住スペースも、住める状態じゃなかったから。
ここに住まわせてもらってる。」
ねえ、これカウンセリングだよね？
すっかり、世間話みたいになってない？
横尾さんがお客さんとこんなプライベートな話をしてるのなんて初めて見たから、
きっとこのお客様はかなり昔から通ってる馴染みのお客様なんだろう。
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わかめ(プロフ) - くーさん» ありがとうございます(*^-^*)私も本当に横尾さんのヒモ状態が思い浮かばず、ガチで悩みました。一、二を争うとか…、ありがとうございます。またボチボチRAIBOWも書いて行きますので、どうぞよろしくお願いします(*^-^*) (2018年1月21日 19時) (
レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ★mmiioo★さん» ありがとうございます！これですべて完結しました♪こういう関係のお話を書きたいなー、とかずっと思ってまして、夢が叶ってよかったです(*^-^*) (2018年1月21日 19時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - にかはるかさん» コメントありがとうございました！だいぶお返事が遅くなってしまい…、大変申し訳ございません(/ω＼)私もこの甘系の横尾さんを書くのが楽しみでした。またRAINBOWもありますので、読んでいただけたらうれしいですー(*'ω'*) (2018年1月21日 19時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
くー(プロフ) - 完結お疲れさまでした!!最初ヒモ男子な横尾さんが想像出来なかったのですが、上手くまとめましたね。今までのヒモ男子のお話の中でも一、二を争う好きなお話でした。続きが気になるのでまた思い付いたらヨロシクお願いします。 (2018年1月8日 18時) (レス) id: 186d620cf9 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - 完結おめでとう。この２人の雰囲気、すきです。兄妹のような、家族のようなあったかい愛情が感じます。 (2018年1月8日 15時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2017年7月20日 23時
