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２日目のセンター試験も、先生が会場まで車で送り届けてくれた。
今日は難関の数学で、朝からずっと緊張が止まらず。
そして試験を終えて会場を出ても、菜乃花さんに会うことはなかった。
なんだか…、拍子抜けなんだけど。
てっきり昨日のように待ち伏せしてるかと思ったのに。
だけどやっぱり警戒心は消えなくて、先生との待ち合わせ場所のコンビニに早足で向かった。
コンビニの駐車場に停められた先生の車に急いで乗り込めば、
「どうだった？試験。」
なんて、先生は眠そうな顔をして聞いてくる。
「いいから、早く出して。」
「いいけど、何で。」
「またあの子が来るかもしれないじゃん。」
「来ないって。」
先生のは呆れ笑いで車を発進させた。
「で？試験の出来は？」
「数学がちょっと…。」
そう言った途端に、先生の表情が曇る。
「難しかった？」
「かなり。
でも半分は出来てると思う。」
「半分ね…。
ちょっと厳しいんじゃない？」
全く感情のこもってない声でそう言うと、先生はドリンクホルダーを指さした。
「コーヒー買っといた。
飲めたっけ？」
…私は実はコーヒーはあまり好きじゃない。
だけど、飲めないなんて言ったらバカにされそうだから、
「大丈夫。」
なんて、見栄を張って口にしてみた。
…苦！
大人になるっていうのは、なかなか大変だ。
このコーヒーが美味しく感じたり、疲れてお酒が飲みたくなったりするようになったら、私は大人になれるのかな。
１８歳まであと少し。
私は、先生みたいな大人になれる？
「今日は好きなだけ休んでいいから。」
部屋に着いた途端、先生はぐったりとソファーに座り込む。
「もしかして、私より疲れてる？」
「自分のセンター試験の時より緊張したわ。
Aが試験を受けてる間も、心配で何も手につかなかった。」
そう言いながら先生は、私に手招きをした。
いつものようにその膝に横向きに座れば、先生は満足げに私の腰に緩く腕を巻き付ける。
「今日はもう勉強しなくていいの？」
「いい。
今すぐ寝ちゃってもいいし。」
「寝ちゃうのはもったいないな。」
「とりあえず何か食べる？」
先生は器用に片手でスマホを操作しながら、デリバリーサイトを開いて私に見せてくるけど。
「…もう、デリバリーは飽きたよ。」
だって先生の部屋にいる間は、ずっとデリバリーかお弁当だったから。
たまには、違うものも食べたいんだけど。
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わかめ(プロフ) - コメントありがとうございました！返信が二か月も遅くなりまして、大変申し訳ないですー(*'ω'*)これからはコンスタントにそこそこ更新できそうです。どうぞよろしくお願いします(*'ω'*) (2018年3月8日 22時) (
レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - わかめさん» ずっと更新待ってました!!!今から読みます!!! (2018年1月7日 8時) (レス) id: 1599802159 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ゆきさん» いつもいつも、更新遅めで申し訳ないです(/ω＼)引き続き読んでいただけたらうれしいです(*'ω'*) (2018年1月7日 1時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - わああああ〜〜〜ありがとうございます (2018年1月2日 22時) (レス) id: 1599802159 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ゆきさん» お待たせいたしました。先程更新いたしました。ご期待に副えるかどうか心配ですがwwwこれからもどうぞよろしくお願いしますm(__)m (2018年1月2日 1時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2017年12月29日 22時
