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２人きりの生活は本当に楽しい。
目覚ましをかけずに起きる朝とか、朝食はじゃんけんで決めたりするルールも。
当日の行動は朝食を食べながら２人でミーティングして決める。
今日は…、庭の手入れだって。
つまんない…。
昨日も庭の草むしりをしたとこなのに。
「もうだいぶ綺麗になったじゃん、庭。」
「木の剪定をしたいから。
明日はゴミの日だし。」
「ゴミに出せるの？」
「細かく刻んで可燃ごみで出せるって。」
「それって先生が切り刻むんだよね？」
「Aがするんじゃない？
俺が木の剪定しなくちゃいけないし。」
「そんなの１人で無理だって。
私も木を切る方がいいのに！」
「ふーん…、お前に剪定のセンスとかあったんだ。」
意地悪くそう言われて、先生は脚立に登っていく。
そして私は、先生が伐り落とした枝を小さく切り刻んで、可燃ごみの袋に詰め込んでいく単純な作業を延々と続けてる。
もう、逃げ出したいんだけど！
先生が最後の木を切ろうとしてた時、後ろのポケットに入れてた先生の携帯が鳴りだした。
脚立の上で、電話を取っちゃってるし。
「…え？今週末？
まあ、いいけど。」
何？何？
今週末に何があんの？
電話を切った先生は、何事もなかったかのような顔をして、また剪定を続ける。
「今の電話何だったの？」
脚立の下からそう聞けば、
「北山から。
遊びに来るんだって。」
まるで何事もなかったような返事。
「いつ？」
「今週末。
サッカー部の指導者の研修かなんかで、大阪に来るらしい。
帰りに寄るって。」
「泊まってくらしいよ？うちに。」
…は？
お泊まり？
そりゃあ、うちにはバカみたいに空いてるスペースはあるけど。
「とりあえずこの仕事早く終わらせて、客用布団でも買いに行くか。」
だって今日は金曜日だよ？
今週末って、もう明日じゃん！
なのに先生は、マイペースで剪定を続ける。
「ねえ…、北山先生にはどこに寝てもらうの？」
「さあ…。
空いてる場所に布団敷いてやればいいんじゃない？」
先生はのん気にそう言うけどさ、初めてじゃん！
私達の家に誰かがお泊まりにくるのなんて。
前の家はワンルームだから、そんなこと不可能だったけど。
「手料理とか作るの？」
「Aが？
やめとけって。」
「だって、おもてなししなきゃいけないじゃん。」
「そういうのは、俺がやるからいい。」
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yanchahime3014(プロフ) - こんばんは。さっき、バニラドロップ読んでニヤニヤしてショコラ読んでキュンキュンしとります！！これからの展開も楽しみにしてます(*^-^*) (2017年7月8日 0時) (
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作者名：わかめ
| 作成日時：2017年2月25日 2時
