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「それって、どういう感情なんだろうって、今日はずっと考えてたんだ。
最近の私は、二階堂くんのことが可愛くて、守ってあげたい、みたいに勝手に思ってて。
二階堂くんは友達なんだけど、大切な人なんだよ。」
じっと黙って聞いていた二階堂くんは、そっと恐る恐る私の頬に指を伸ばしてくる。
「Aが言いたいこと、俺にはよくわかんないけど。
もしかして、俺のことで辛い思いさせてる？」
「違うよ。
私が勝手に、二階堂くんにあれこれしてあげたいだけ。
さっきみたいにぐっすり寝てる二階堂くんの寝顔を見てると幸せを感じるし。
でも、この感情が何なのかわかんなくて、困ってる。」
二階堂くんの指は私の頬を何度か撫でて、そのまま気まずそうに離れた。
「俺も困ってる。」
「何に？
もしかして私が困らせてる？」
「そうじゃなくて、Aに甘えていいのかなー、って。
入院中だって、Aに迷惑かけたくなくて、意地張ってみたりして。
でも、退院したら急に心細くなって、Aの所へ行きたくなった。
本当は今日…、この部屋に入った途端、安心して泣きそうになったし。」
「泣いたの？」
「泣かないけど。」
くすっと笑って、二階堂くんはもたれかかるように頭をくっつけてくる。
「俺もAが大切。
でも、自分のこの感情が何なのかは、俺もわかんない。
Aといると落ち着くし、この部屋に帰りたいって思うし。
これって、恋愛感情？」
「…なんか、違うと思う。」
「友情の濃いヤツ、みたいな？」
「…そんな感じなのかも。
でも私は、二階堂くんが弟みたいに思える。」
「…さっきさー、可愛いとか守りたいとか言ってたけど。
Aからそんなこと言われるなんて複雑なんだけど。」
不貞腐れたようにそう言ったかと思えば、急にくすくすと笑い出す。
「でも、恋愛感情がよくわかんないなんて、やっぱAって恋愛経験値が低そう。」
…失礼な！
二階堂くんに言われたくないんだけど。
「じゃあ二階堂くんはわかるの？
恋愛感情がどんなものか。」
「わかるよ。
Aよりはね。」
って、わざとコツンと頭をぶつけてくる。
「ドキドキするから。
好きな子といるだけで。」
ドキドキか…。
二階堂くんにはしてないかも。
でも、キュンキュンはするんだけど。
ふとした仕草や、ギャップなんかで。
「でも俺もAといると、胸がきゅーって、苦しくなることがある。」
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わかめ(プロフ) - にかはるかさん» そろそろ話もいい感じに入ってきました(/ω＼)今日も更新しましたので、是非、読んでいただければ幸いです(*'ω'*) (2018年4月18日 22時) (
レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
にかはるか(プロフ) - 主人公ちゃん頑張ったー！にかちゃんどうするんだろ？ラブラブになれるかなー？！ドキドキがとまりません！！ (2018年4月17日 4時) (レス) id: 3dfef49e61 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - チョコブラックさん» コメントありがとうございますm(_ _)mどちらも読んでいただけて幸せですー(*´∀`)♪ (2018年4月9日 23時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
チョコブラック(プロフ) - タマちゃんの方も読んだけどどっちも面白いし、読みやすい！ (2018年4月8日 10時) (レス) id: e5c704bd79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2018年3月21日 4時
