とくべつじゅぎょう*ybym ページ5
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teacher×student
yb side
眩しい
それは若さ故なのか、
はたまたその顔面のせいか
アイツの周りにはいつも絶えず人がいる
｢は？お前馬鹿すぎんだろ！くっだらねー！｣
人が良くて、透き通る様な美しい容姿を持った彼が
馬鹿笑いしたところで顔を顰めるやつなんて全く居ない
｢おい山田、ちょっとこい｣
眉がピクっと上がり、パタパタ駆けてくる
｢なんすか、先生｣
｢日誌、お前適当に書き過ぎだ 書き直せ。｣
｢だって大して書くこと無かったから！｣
｢口答えしたから放課後居残り、決定な。
あ、でも先生会議あるから五時からで、待ってろよ｣
はぁ！？ありえねぇ！
ガシガシ頭をかいて席に戻る山田の背中を見て、
口角が吊り上がった
｢あー、めんどくせぇ｣
あー、とか うー、とか
上を見て昨日の授業内容を思い出す彼
｢日誌雑に書いて呼び出されるとか、有り得なくね｣
あぁ、有り得ないさ
決して山田が書いた日誌は丁寧とは言えないが、
書き直しさせる程のものでも無い
｢いいよ、書き直さなくて｣
｢は？｣
｢もともと日誌なんかどうでもいいんだよ｣
昼が短くなり、空はすっかりオレンジ色
校内は静まって、物音一つ聞こえない
｢意味わかんねぇよ、帰る｣
｢帰らせねぇよ｣
｢あ？… っく、なんでっ｣
ガタガタと音を鳴らすだけでスライドしない扉
準備はもう出来てる
山田の机をするりと撫でて、
俺を睨みつける奴へ 手を掲げた
｢鍵、帰りたかったら取ってみろよ、チビ｣
｢てめぇ、さっきから何なんだよ…｣
怒りからか足音が異様に響いて、
寄ってきた山田を机に打ち付けた
｢った！…何すんだよ！！｣
｢まだまだお子ちゃまだな…｣
｢ふざけんな！｣
二年生の証である赤いネクタイを外し、床に落とす
｢今からお前に特別授業してやるよ、教科は｣
ブチブチｯ
｢道徳｣
弾け飛んだボタン
山田の表情が怒りから恐怖へ変わった
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ていけい(プロフ) - 茶さん» コメントありがとうございます！このやぶひかは愛すべき外道って感じで私も好きなんで嬉しいです！更新頑張りますっ！ (2019年2月10日 18時) (
レス) id: 08359d0c66 (このIDを非表示/違反報告)
茶(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます、どのお話も魅力的でとても面白いです！特に、とくべつじゅぎょう、一味徒党のゲスいやぶひかに捕まっちゃったやまけとがとてもドストライクでした！これからも作品楽しみにしています！ (2019年2月10日 17時) (レス) id: e7387b985b (このIDを非表示/違反報告)
ていけい(プロフ) - まことさん» コメントありがとうございます！続編は迷いどころですが…考えてみます笑 (2019年2月10日 15時) (レス) id: 08359d0c66 (このIDを非表示/違反報告)
まこと(プロフ) - 一味徒党ものすごく好みな作品でした！！この後、どうなったのかすごく気になるので、いつか続編出るのを楽しみに待ってます笑笑 (2019年2月10日 2時) (レス) id: 917c761e26 (このIDを非表示/違反報告)
ていけい(プロフ) - りよりゅなさん» コメントありがとうございます！続編書いてみちゃったので宜しければぜひ！笑 (2019年2月10日 1時) (レス) id: 08359d0c66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ていけい | 作成日時：2018年10月26日 0時
