すべて、まっしろになるから (ページ8)

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覚えてないなページ8

竜「ねぇ、Aちゃんのこと教えてよ」

経済学も眠くなりながら受けてAちゃんは2限で終わりなので駅まで送る。

大学の最寄りは1時間に2本しか電車が来ないから電車が来るまで一緒に待つ。

「どうしたの？笑いきなり笑」

竜「Aちゃんの彼氏に一応、なったんだから知っておきたいな。なんて」

本当の彼氏じゃないのにね。

でもどんな形であれ彼氏になったからAちゃんのこと知る権利は少しあるよね？

Aちゃんは今まで友達の彼氏だったわけで湧くんに悪いと思って知れなかった。

彼女のことを知りたいと思っていた願望が叶うかもしれない。

「深田くんAのわがまま聞いてくれたから特別ね？」

なんて意地悪な顔で言うからその顔がまた忘れられなくなって

なんでも聞いていいよなんて言う彼女に彼女の全てを知りたくなって

竜「じゃあ！家族構成！！」

そして空回りして俺は彼女に一生勝てないななんて

「そこから？笑えっと、お父さん、お母さん、弟と双子のお兄ちゃん。」

竜「え？！Aちゃん双子なの？！」

「そうだよ笑全く似てないけどね。」

全て正反対すぎて親にも驚かれるくらい笑