すべて、まっしろになるから (ページ31)

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今日は二限だけ。

Aちゃんから返事が返ってくる時間が刻一刻と迫っている。

可能性あるよね？

Aちゃんの方からキスしてきたから

竜「Aちゃん、？めっちゃ汗かいてるけど、」

隣の席で講義を受けているAちゃんの様子がちょっと変。

対して暑くもないはずなのにすごく汗かいてるし、顔も真っ青な気がする。

「ちょっと暑いからお水買ってくるね！！」

と慌てるように講義室を出た。

その少し裏の席にいたうっちーくんと湧くんと香織ちゃんも続くように講義室を出た。

俺もなにかあると思いその後を追った。

香「A！！もう無理するから！！」

直感的に俺はここにいることをバレたらいけないと思い、隠れるように4人の会話を聞いた。

「ごめんね、、っ、ごめん、、」

湧「もう大丈夫だからな？Aはなにも悪くないから、颯太、救急車。」

救急車？なんで？

「だめ、、」

颯「A、辛いのはAなんだよ？」

湧「分かったよ。颯太、車。」

俺は湧くんの背中でぐったりしてるAちゃんを見ることしか出来なかった。