すべて、まっしろになるから (ページ20)

今日:40 hit、昨日:21 hit、合計:85,303 hit

約束されてないんだよページ20

帰宅ラッシュを避けて電車に乗ったから電車は余裕で座れた。

Aちゃんの方から手を繋いでくれてその手が温かくて俺はこの世で一番の幸せものだと舞い上がって

駅の改札を出たら

竜「あ、皇輝くんと星輝、」

皇輝くんとその弟の星輝がいた。

そういえば2人もこの最寄りって聞いたことがある気がしたな。

「げっ、颯太め、」

大学でうっちーくんと出くわした時のトーンだ。

Aちゃんは俺の背中に隠れた。

星「深田いきなりだけどその後ろの馬鹿を渡してくれない？」

え？Aちゃんと星輝知り合いなの？

「颯太から聞いたの、？ってかA馬鹿じゃないし！！」

星「散々、幼なじみたちを振り回してよく言うね？うっちーからおたくのAなんとかしてって連絡きたよ？」

「お兄ちゃんと星輝には言うなって言ったのにそーたのばかぁ、！文句言ってやる！」

え？Aちゃんの双子のお兄ちゃんって皇輝くん？？え？！世間って狭いわ！！

星「俺が許しませんーほら帰るよーじゃあね、深田！うちのがご迷惑おかけしましたー」

皇「とりあえずありがと。Aのことよろしくね？」

Aちゃんは星輝に首根っこ掴まれて帰っていった