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涼「もう1年やで？あいつがおらんくなって。」
この1年俺らはAを待ち続けたし、探し続けた。
最初に脱退という言葉を出した玲於だってAのこと必死に探していた。
涼「もうAは帰ってこんって誰よりも分かってるやろ？」
どんなに待ってももう俺たちの前に現れる気はない。
隼「俺はそれでも、Aを待ち続けたい。GENEは8人じゃないと嫌だ。」
AがいてやっとGENERATIONSだし、あいつがいたからここまで来れた。
ずっと言えなかった。ずっと言わなかった。
Aがいたころは当たり前のように言えたのに。
Aがいなくなってその言葉は呪いのように重く閉ざされた。
脱退という道を取れば、永遠に言えなくなるだろう。
亜「この1年でAがいないのにグループ活動を続けていくべきか考えてた。」
Aがいなくなってみんな考えたことなんだけどこれも誰も口にはしなかった。
太陽がなくなった世界とも言ってもいいほどAの存在はグループにとって大きかった。
GENERATIONSの活動を続けていくことは太陽のない世界で生きていくようなものだ。
亜「8人でGENERATIONSってずっと思ってきたし、AがいなくてGENERATIONSって言えるのかずっと思ってった。」
ファンの皆さんが望んでいるのは8人横一列に並んだGENERATIONSで。
亜「でも俺はGENERATIONSも失いたくない。
GENERATIONSで活動を続けていくならAの脱退は避けれないと思う。」
亜嵐くんの言葉に龍友くんも裕太くんも隼は何も言わなかった。
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作者名：ゆさ
| 作成日時：2024年1月8日 23時
