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亜嵐side
Aの両親が生まれ育って、Aが生まれたのが北海道だったから、
お父さん達のお墓参り行きたいからもう1泊していくと空港で別れた。
俺もお墓参り行くよ？って言ったけど『1人で大丈夫』と言い張った。
北海道に行く時はメンバーみんなで挨拶に行ってるし、Aも親子水入らずで過ごしたいだろうなって思って空港で別れた。
でもその時、無理矢理でもついて行って一緒に帰ってくればAは今もここにいたかもしれない。
その日を境にAは俺たちの前から姿を消した。
それが分かったのは北海道旅行から3日後のリハーサルだった。
龍「まだ来んのかー？Aのやつー」
集合時間を過ぎてもAは現れなかった。
いつもなら寝坊したなら寝坊したと連絡来るのに。
〈この前のこと会ったから家まで迎えに行くわ。〉
また階段から落ちてたりしたら心配だし、とマネージャーさんが出ようとした時だった。
ピコンっ！
一斉に通知が鳴るLINE
涼「やっと起きたな笑」
offだからって昨日、飲みすぎて寝坊したパターンだ。
また禁酒令出さないとななんて呑気に考えてた。
メ「え、？」
裕「どういうこと？」
来てたメッセージは2件。
〈ごめんなさい。〉
〈探さないでください。〉
その次に来た通知がAがグループから退会したって通知。
涼「ダメだ。繋がらない。」
通知を見た涼太がAに電話をかけてももう繋がらなくなっていた。
隼「とりあえず、HIROさんとこ！！」
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作者名：ゆさ
| 作成日時：2024年1月8日 23時
