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1日入院してるならリハビリしていきましょうって担当のリハビリの先生に見つかって夕飯までリハビリ。
リハビリついでに渡されたのは松葉杖。
〈Aさん。〉
夕飯を食べてると先生が病室に来た。
「思ったより早く入院しちゃいましたね笑」
〈同期からAさんが運ばれてきたって聞いた時はびっくりしましたよ。〉
昨日、対応してくれたあの女医さんは川野先生の同期か。
「事故のこと聞きに来たんですよね。」
事故のことは詳しく聞かれないからメンバーにもそれから朝一に駆け込んできたパパにも言わなかった。
〈聞いても大丈夫ですか？〉
「別に大丈夫ですよ。
前から車が来て、前まではすぐよけれたんですよ？でも身体が思うように動かなくて、それでこの有様です。」
怪我してちょうどよかったかな。松葉杖使ってること怪しまれないから。
怪我してなくても最近のふらつき具合で近いうちに松葉杖進められる気がしていた。
「もう無理なんだな、、って思いました。ここで踊り続けるのは、」
多分、単独だったら倒れてステージから落ちちゃう。
「先生、私、10周年終えるまでGENEでいられますかね、笑」
〈何言ってるんですか？Aさん、AさんはずっとGENERATIONSですよ。〉
最後まで私らしくいたいな。なんて
「11歳の誕生日をお祝いできたらそれで十分です。
それまで頑張ってステージにしがみついてでも立ち続ける予定なんで笑」
初めて、
病気になってから初めて、自分のタイムリミットのカウントダウンが見えた気がした。
〈Aさんにダンスするのは控えてくださいって言おうとしてのに……もう背中押すしかないじゃないですか？〉
「先生、ありがと笑」
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作者名：ゆさ
| 作成日時：2024年1月8日 23時
