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「知らないよ。病気のこと話したのいっちゃんが初めて。」
話したらあの人たち、絶対私から離れないよ笑
多分、過保護発動しすぎてもうステージに立たせてくれないかも笑
「私、メンバーからすごい大切にしてもらってるって自信があるんだよね笑」
もちろん、私もメンバーを大切にしてるし、どのグループよりも幸せになって欲しい。
樹「なんで、言わないんですか？Aさん誰よりもGENEさんのこと大好きじゃないんですか？」
「大好きだよ。」
樹「じゃあ、なんで、？最初は受け入れられないと思うけどみなさんAさんのこと喜んでサポートすると思います、
俺が見てきたGENEさんは当たり前にAさんのことを、」
「だからだよ。」
私が歩けなくなっても喋れなくなっても多分見捨てないでいてくれるし
私が日常生活を送る上で不自由なことはお節介すぎるくらい助けてくれる。
でもみんなと対等でいられなくなる。
「この世界は対等でないといたらいけないと思うの。」
デビューするにあたってみんなより少しでも劣ったらこの世界から身を引くと決めていた。
本来、女の私がいるべき世界ではなかった。
「いっちゃん、このことは私が話すまで絶対言わないでね。」
樹「Aさん、Aさんの病気が本当だとしたら、いつまでも隠し通しませんよ。」
「いい？これは先輩命令だからね。」
樹「それ、ずるいですよ。
Aさん、まさかと思うんですけど何も言わないでGENEさんたちの前から消えようとか思ってないですよね。」
「頃合いを見て話すつもり。だからね、お願い。いっちゃん。」
樹「ちゃんと話してくださいよ。」
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作者名：ゆさ
| 作成日時：2024年1月8日 23時
