闇だけが教えてくれる強い光 (ページ1)

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〈森田さん。今日はいい天気ですよ。外に出てみましょうか。〉

「そうですね。今日は朝日がすごく入ってきますね。」

ベッドに横たわる私。

もう1人では起き上がることすらできなくなってしまった。

2ヶ月前に新卒で入ってきた私より15くらい年下の女の子。

〈森田さん今日もお綺麗ですね。〉

「何言ってるの？笑あなたの方が数百倍綺麗よ。

こんな若い子がほぼ寝たきりのおばさんの相手をしてくれて。」

〈森田さん、職員から大人気なんですよ。私森田さんの担当になれてとても幸せです。〉

あぁ、懐かしいな。

《A！！》

大好きだった場所を思い出すのはきっとあの日が近ずいてるから。

〈森田さん？どうしました？〉

「昔のこと思い出してね。」

昔の幸せな記憶を思い出した。

〈とても幸せな思い出を思い出していたんですね。〉

「えぇ、とても幸せだったわ。」

いつも人が楽しく会話している共有ルームに珍しく1番乗り。

〈やったぁ！テレビのチャンネル争奪戦勝ち取りましたね。〉

嬉しそうに笑う彼女が早く私の部屋に来たのはこれが目的か。

「好きなのつけていいよ？笑」

そう言うと朝の情報番組をつける。

〈今日、新曲の初披露なんですよ！！〉

テレビにはかつての私の居場所が

「「GENERATIONSです！！」