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気づいたらベンチに座っているのは俺だけだった。
颯「湧！！」
颯太とちょっと申し訳なさそうに颯太の後ろに隠れてる莉子がいた。
莉「ごめんね。私、無神経なことを、」
湧「ありがとな。莉子、色々と。もう大丈夫だから。」
この5年間、莉子がうざいくらいに顔出してくれた。
莉「Aの代わりにはなれなかったけどね。」
颯「なれなくていいんだよ。莉子は莉子なんだから。」
颯太もこの5年でたくましくなった気がする。
3人の中で一番末っ子気質だったのにいつの間にか一番お兄ちゃんになってる。
2人にとってもAの死は辛いものだったのに俺をずっと支えてくれた。
湧「もう大丈夫。大丈夫になるって約束したから。」
颯「A来てくれたんだね。」
莉「やっぱりAには敵わないな。ずっと。」
と嬉しそうに笑う2人。
Aとおじいちゃんとおばあちゃんになるまでずっと一緒にいたいだなんてもう永遠に叶うことはないけど
Aを愛しいと想う気持ちはそれでも永遠に変わらない。
湧「前に進むよ。 」
颯「A！！もう大丈夫だからそっちで安心して過ごしてね！！ 」
A、そっちに行くその時までお前の心臓と悔いなく生きるからそっちに行った時、
『頑張ったね』って褒めてよ。
そして今日みたいに優しい温もりで包んでよ。
fin
ｰｰｰ
一気にお話更新しました！！
よければ感想聞かせてください！！
マシュマロ
終わり
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作者名：ゆさ
| 作成日時：2022年6月11日 23時
