乗り越えてゆけるはず進んでゆけ (ページ9)

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湧side

当たりも暗くなったころレッスンはやっと終わった。

こんな暗くなるまでレッスンでいたのは久しぶりだ。

秀「Aー？Aはどうするのー？」

この頃にはAと普通にやり取り出来るようになっていた。

Aはなんでここに戻って来れたのかは考えないようにした。

ただAといれる時間を大切に過ごしたいと思った。

「そうかーお母さん達の前にいきなり現れたらびっくりするだろうし。」

俺らの時もかなり驚いたしね。ここにいるみんな帰ってあけて欲しいと思ったけどそんなこと言えなかった。

翔「湧のとこ泊まればー？」

バカ！何を言っておる！！いくら幽霊でもAは女の子で、、

颯「ひらつ天才じゃん！！そうしなよ！！湧高校卒業してから一人暮らし始めたし！！」

颯太まで

黒「お泊まりデートしたことないんでしょ？いい機会じゃん！！」

Aの顔を見たら真っ赤のりんごみたいになっていた。可愛い不覚にもそう思った。

翔「じゃあ、俺らはこれで！！楽しめよ！！」

また余計なことを。今すぐガムテープが欲しい。

湧「じゃあ、行きますか。」

「うん」

こんなやり取り出来る日が来るなんて思わなかったから新鮮だな。