乗り越えてゆけるはず進んでゆけ (ページ43)

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翔馬side

太陽の笑顔、

俺たちが歌うにはもったいないすぎるいい歌詞だ。

歌詞にAが泣きながら書いただろうなって歌詞があった。

それはあきらかに湧に向けたもので

翔「Aはいいの？このメッセージ送って」

「湧は気づいたのかな？」

多分、湧は気づかないよ。ずっとAのことを好きでいるよ。

翔「さぁな。Aは湧が歌詞通りになったらどう思う？」

湧がいつか宝物のような大切にしたい誰かと出会ったらAはどう思う？

「嬉しいよ。」

なんて絶対嘘。

高校の時、湧が女の子から告白されてた現場見るたびに不安そうにしてたくせに。

付き合っていた頃も『湧は人気者だな』って寂しそうにしてたくせに。

「翔馬、応援してくれるよね？」

翔「湧がA以外の女の子を好きになることを応援しろって？」

そんなの無理だよ。Aと湧がどれほどお互いを思ってるか知ってるから。

湧『俺、きっとA以上に好きになれるやつはいないわ。

ありがとな平塚。Aと俺のキューピットになってくれて。』

翔「仮にその時が来たら応援するよ。」

【君もいつか宝物のような心きらめくような誰かと出会うでしょう。】