乗り越えてゆけるはず進んでゆけ (ページ19)

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将聖side

廉「Aちゃんともっと一緒にいたかったな。」

俺らはAちゃんと活動できたのは本当に僅かだった。

俺が少年忍者に入った時はもうAちゃんの病気が分かっていた。

「悠仁！！ななせ！星輝！！通陽！！ここのとこもう1回やるよ！」

かといってAちゃんとの関わりが少なかった訳では無い。

『これからよろしくね！！ビシビシやってくからね！！』

Aちゃんは11月くらいから本格的に僕らを指導してくれた。

もう自分は踊れる時間が限られてるから。できる限り後輩を面倒みたいって。

Aちゃんのレッスンは今までとは比べものにならないくらいきつかった。でも実力が着いてることは身に染みてわかった。

Aちゃんはよく言っていた。

『私はダンス技術だけは胸張って自慢できる。だから将聖たちに私のダンス技術を全部教えたいの。』

Aちゃんのダンスの実力はJrのトップを争えるほどだった。

Aちゃんのダンスに憧れてる人がほとんどだった。

その技術を受け継ぐんだ。その一心でAちゃんから教わっていた。

飛「今度こそAちゃんのダンスちょっとでも受け継ぎたいね。」

海「受け継ぎたいじゃなくて受け継ぐんだよ。」