消えてしまわないで Ⅲ (ページ3)

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確かにそうかもしれない本当に秀くんが好きならどこにも行かずここで大人しくしてるのかもしれない。

「だからなに？今更もう遅いじゃない。」

もう私は残された時間、大恋愛をする気はない。

黒「もし、手術が成功してこのままアジと結婚して籍を入れてA後悔しない？」

久しぶりに聞いた。『手術が成功したら』なんて少なくともこっちに帰って来てからは聞いたことなかった。

黒ちゃんだって私と当たり障りのない会話してきたくせに。

「久しぶりになんも遠慮なく話してくれたね。」

こっちに帰ってきてからはみんな私に『死』を連想させないように必死だったから帰って来た気しなかった。

パパもママも秀くんもこっちに帰ってきたから私の気持ちが楽になると思っていたがそれは違った。

帰って来てからはどこかよそよそしい態度を取っていたから落ちつかなかった。

「黒ちゃんはどうしたらいいと思う？」

私は誰も傷つけたくない。

黒「Aは自分の気持ちに正直に生きていいと思うよ。」

真『私は自分の気持ちに正直になりたい！』

ふいに湧と付き合う前の真緒を思い出した。

黒「Aはわがまま言っていいと思う。」

ｰｰｰ

ゆさです！！

ついにⅢまで来ました！！

ここまで来れたのは読んでくれているみなさまのおかげです！！

ついにクライマックスみなさま最後までよろしくお願いします！！

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