消えてしまわないで Ⅲ (ページ23)

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エピローグページ23

真緒side

数年後、私の大切な人と大切な人が結ばれた。

長い長い恋愛物語だった。

その結末を最後まで見届けたかったけど私は遠くで祈ってます。

教会の1番最前列の颯太とアジの真ん中に私の遺影が置いてある。

私たちの関係はめちゃくちゃで普通ならお互いに嫉妬し合う関係だったのにそういうのはなかった。

けれど1人のことを真剣に想っていて私達は本気だった。

それがひとつ間違えていれば私達の大好きな関係も崩れていた。

負けたくないと思って先に行動に出たのに胸が苦しくなって彼の気持ちを分かってるこそ後悔したこともあった。

でも今は後悔してない。

きっとみんな後悔してない。

2人の周りの人が納得するまで話し合って決めたことだから。

何度も私のとこも2人で来てくれた。

願ってることは今も昔もみんな一緒『好きな人が幸せでありますように。』

それが分かるまで随分遠回りをしたけど最高な結末を迎えられた。

幸せにしてくれてありがとう。今度はあなたが幸せになってね。

花嫁の親友そして花婿の元カノという変な関係だけど私は2人の門出にどこまでも雲一つない青空と星空を用意した。

「ありがとう。真緒。」

彼女は1番輝く星に彼と並びながら言った。

[完]