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『この世で過ごせる最期かもしれないという現実も受け止めてるの』
現実か。
私は現実を受け止めてきたつもりだ。
だから制限がある生活や治療をやってきた。
破ったら心臓が止まると自分に言い聞かせてさ。
「ねぇ？アジ。」
貝殻を届けに私の部屋に来ていたアジに聞く。
秀「どうした？」
とベッドの横に腰をかけるアジ
「私は弱虫なのかな？」
真緒の話聞いてたら死ぬことが怖くて手術に望めない私は弱虫だと思った。
秀「そんなことないよ。真緒とAは違うんだから。真緒なりの治療の向き合い方、Aなりの治療の向き合い方それぞれ違って当たり前だよ。」
昔から同じ病気の子が亡くなると
『Aちゃんもあの子みたいになるのよ』
って言われてるみたいだった。
同じ病気の人と同じルートを辿って行くみたいで嫌だった。
秀「それに弱虫だったら手術も拒否してたし薬治療も拒否してたと思うな。だからAは弱虫なんかじゃない。」
『弱虫なんかじゃない』
《おまえ、弱虫だから学校ズル休みしてんだろ？！》
入院がちの私がたまに小学校行くとこう言われることも多かった。
そのたび、湧が私の前に立って
湧『Aは弱虫なんかじゃない！！』
って庇ってくれた。
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ゆさ(プロフ) - ぽよさん» ありがとうございます！！そう言っていただいて嬉しいです！！ (2021年1月27日 23時) (
レス) id: a73b358efe (このIDを非表示/違反報告)
ぽよ - 切なくて涙が出ちゃいました。 (2021年1月27日 17時) (レス) id: 0545fdce9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆさ
| 作成日時：2021年1月9日 21時
