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なんで来たの。
なんでそんなこと言うの？
真緒に会いに来たんじやないの？
そういう考えばかり出てきてしまって本当は嬉しいくせに素直になれない。
「いい。1人で行ける。」
なんて強がるくせに歩き出すと目眩がして倒れそうになった。
湧「ほら言ったことじゃない。」
倒れそうになった私を支えてくれたのは湧で。
湧「乗れよ。」
湧は私の前にしゃがみこんだ。
「でも、、」
ねぇ、湧。そういうのってね、彼女にしか言ったらダメなんだよ。分かってる？
仮にも私はまだあなたのことが好きなんだよ。嫌でも調子に乗るよ。
湧「ほら、そんなこと言ってる場合じゃないだろ？」
でも湧は真緒しか見えてないから
私は湧の言葉に甘えて湧の背中に乗った。
久しぶり。この背中。
小さい時は私が遊ぶの疲れたらおんぶして家まで送ってくれた。
『わく、おんぶ。』
湧『えーまた？ほらおいで？』
湧の背中が気持ちよくてよくおんぶをねだった。
この背中はずっと私だけの特等席だと思っていたのに。
湧「A、泣いてる？」
泣いてる理由なんて分かるくせに。
真緒がいるくせに。
なんで懐かしい温もりに触れさせるの？
「しんどい、、」
そう呟いた声は湧には伝わることなかった。
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ゆさ(プロフ) - ぽよさん» ありがとうございます！！そう言っていただいて嬉しいです！！ (2021年1月27日 23時) (
レス) id: a73b358efe (このIDを非表示/違反報告)
ぽよ - 切なくて涙が出ちゃいました。 (2021年1月27日 17時) (レス) id: 0545fdce9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆさ
| 作成日時：2021年1月9日 21時
