忍者の問題児 (ページ9)

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あの日は精神的に限界を迎えてた。

ヴ「今日のレッスンA元気なかったみたいだけどなんかあった？」

「なにもないよ。」

颯「A？ほんと？」

レッスンまで影響があるなんて私はもうプロ意識が低い。

「最近、疲れてるのかな笑ごめん！！」

この日レッスンに身が入らなかった理由はいつもより多いアンチレターをもらったから

ごめん、、プロ意識がなくなった私はもうここにいる資格などないんだ。

「ほんとにごめん！！じゃあね！！」

私は吐き捨てるかのようにその場を去った。

事務所を出て信号待ちをしてた。もうここにはいたらいけないのかと思っていたら

【さようなら笑】

と言われてドンッと横断歩道に突き出された。

あぁ、私、死ぬのか、、？

いい人生だったな。最後は決していい終わり方だったとは言えないけど。

このまま楽になれるなら抵抗する間もなく楽にしてと思った。

だからゆっくり迫って来る車をよけずに私は目をつぶった。

クラクションが鳴り響き私の目の前で止まった

運「馬鹿野郎！！何やってんだ！」

私の代わりに謝ったのは

颯「すいません！！」

颯太だった。颯太は歩道に上げてくれて

颯「怖かったね。大丈夫だからね」