さくらのような (ページ42) - 小説

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42 ページ42

平塚side

あんなにヒステリックになっているAを見たことなかった。

必死に暴れて振り払おうとするが力の入らないAには不可能だった。

「ごめん。1人にして、、」

弱ってる声のAにそう頷くしかなかった。

かと言って帰ることも出来ずに病室の前にいると

母「いつもAのためにありがとう。」

Aのお母さんは俺らに

抗がん剤治療が思うように行ってなくてもう少し抗がん剤を強くすることを教えてくれた。

その日からAの面会謝絶が続いた。

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作者名：ゆさ | 作成日時：2020年8月2日 18時