身分違いの恋

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『 ん…… 』




隆「 目が覚めましたか？ 」




あ、あのまま寝ちゃったんだ……





『 西島、ずっといてくれたの？ 』



隆「 はい、ずっとA様のそばに
おりました…… 」





西島は眉を下げて微笑んだ。





『 ありがとう…… 』



隆「 お食事をお持ちしますので、
少々お待ちください。 」



『 わかった…… 』




時刻は昼になっていた。



風邪引くなんて、いつぶりだろ…



でも、西島が付きっきりで
看病してくれるのなら
風邪を引くのも悪くない。




隆「 お待たせいたしました。
西島特製のお粥です。 」



『 おいしそう…… 』



隆「 はい、お口を開けてください。 」



『 自分で食べれるよ？ 』



隆「 病人は言うことを聞いてください。 」



『 は〜い…… 』



隆「 お嬢様は猫舌ですからね。
ちゃんと冷まして…… 」





西島はフーフーしてから
食べさせてくれた。





『 おいしい…… 』



隆「 良かったです。
たくさん食べてくださいね… 」



『 うん…… 』



隆「 はい、あーんしてください。 」



『 うん……/// 』




カップルみたい……

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