chocolate cake 2

縮まる距離 ページ6

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その日から私と西島さんは毎日
連絡を取り合うようになった。



後ろめたい気持ちと、嬉しい気持ち。



その2つが錯綜しながらも、
西島さんと離れるという考えは
浮かばなかった。









守「 Aさん、おはようございます！ 」



『 おはよう、守くん。』



守「 最近元気ですね！ 」



『 あのね、守くん…… 』








告白の返事、しなきゃ………








守「 返事はいらないですよ。 」



『 え……？ 』



守「 わかってます。西島さんと
両想いになったんですよね…… 」



『 えっと……うん。』



守「 おめでとうございます。
俺のことは気にせずに、
幸せになってください。」



『 ありがとう、守くん…… 』



守「 2人のこと応援しますよ。」



『 本当にありがとう…… 』





守くんの優しさに心が少し解れた。






〜 〜 〜 〜






隆「 こんばんは、Aちゃん。」



『 西島さん……！ 』



隆「 仕事早く終わったから来たんだ。
チョコレートいただいていいかな？ 」



『 今お持ちしますね…… 』



守「 じゃ、俺はこれで失礼しますね。」



『 お疲れ様！ 』






お店は私と西島さんの2人きりとなった。

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