chocolate cake 2

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隆弘side






真「 にっしー大丈夫？ 」



隆「 あ、あぁ……… 」



秀「 とりあえずコーヒー飲め。」



隆「 ごめん………俺のせいで。」



光「 誰もにっしまのせいなんて思ってないよ。」









朝仕事に行くとスタッフ達がざわついていた。



今朝会社に送られてきた写真。



万智の仕業だろう……



チーフが慌てて俺のところに飛んできた。









ずっと幸せ夫婦を演じてきたから、
皆に全てが知られるのが少し怖い自分がいた。



最低だ……全て巻き込んで。









秀「 お前、これで諦めるとかないよな？ 」



隆「 え……？ 」



秀「 Aのこと、諦めるとか。
ないよな？ 」



隆「 俺だって……諦めたくない。」



秀「 ならいいんだ。俺らはお前を支える
からさ。」



隆「 でも、この写真が週刊誌に載れば…… 」









俺は………俺たちは…………終わる。









秀「 おい、電話鳴ってるぞ。」



隆「 ほんとだ…… 」









着信を見ると、Aちゃんからだった。









『 もしもし……隆弘くん？ 』



隆「 Aちゃん…… 」



『 さっき、万智さんと話した。』



隆「 もしかして、写真のこと………？ 」



『 うん。全部聞いた。』









Aちゃんのいつもの可愛らしい声は
そこにはなかった。









『 隆弘くん、終わりにしましょう…… 』

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