chocolate cake 2

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隆弘side






俺は、いけないことをした。



既婚者の身でありながら恋をして。



Aちゃんを巻き込んでしまった。



でも、隣で笑ってくれるこの子を離したくない。









事故に遭った万智に俺がしてあげられたのは
結婚だけ。



" 責任 " それだけで婚姻届を書いた。



でも、今思えばそれは間違っていたんだ。



結婚にはお金も大切。



でも、愛がなければやっていけない。



好きだから。その気持ち。









目の前で秀太や日高が俺のために
話をしてくれている。




気づけば目頭が熱くなっていた。







秀「 おいっ……どうした西島。」



隆「 ごめん……俺のせいで。」



光「 別に西島のせいじゃないよ。
俺たちがそうしたいからしてるだけ。」



秀「 もうあの奥さんに未練はないんだな？ 」



隆「 ああ……愛は…………ない。」



秀「 なら、俺は色々調べてみるから。」



光「 本当はお店もお休みした方がいいけど…
それは難しいよね。」



『 そう、ですね…… 』



光「 じゃあ西島、湯里さんのことは
お前が守るんだ。」




秀「 そうだな。」



光「 それは西島にしかできないと思う… 」



隆「 うん、それは俺がする。」



『 隆弘くん、ありがとう…… 』



秀「 じゃあ、まあ何かわかったら
連絡するわ。」



光「 うん、俺も。」



秀「 A、くれぐれも気をつけろよ。」



『 わかりました…… 』

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