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直也side
「 もしもし、浦田様のお電話ですか!? 」
直「 はい、そうです。 」
「 鳥栄病院の、湯里さんの
主治医です。 」
直「 何かあったんですか……? 」
「 湯里さんの容態が悪化しました。
今は点滴を打って落ち着きましたが
念のため病院に来ていただけますか? 」
直「 わかりました、すぐに向かいます…! 」
頭が真っ白になった。
Aちゃんがいなくなったら、
俺は何を力にして生きていけばいいの。
すぐに体が動いていた。
隆「 あれ、リーダー大丈夫?
なんか深刻な電話? 」
直「 あ、うんちょっと……
今から少し抜ける。 」
隆「 わかった。マネに伝えとくね。 」
すぐさま楽屋を飛び出した。
〜 〜 〜 〜
病院に着くと、彼女は
スヤスヤと眠っていた。
「 数時間前に容態が急変して……
早期に移植を行いたいのですが
ドナー待ちの状況です。 」
直「 僕の肝臓を一部あげるというのは? 」
「 もちろん、一部あげるというのは
よくある事例ですが、血液型など
色んなものが適合した上で、
移植手術が成り立ちます。
浦田様の血液型は? 」
直「 B型です…… 」
すると、主治医の先生は
首を横に振った。
直「 僕じゃダメなんですね…… 」
「 移植手術は、ドナー側にも
感染症等のリスクが伴います。
できればご親族が好ましいです… 」
直「 親族…… 」
俺は何もできないのか?
目の前でAちゃんが
こんなに苦しんでるのに……
君の手を握ることしかできない。
彼女は3日間目を覚まさなかった。
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kei(プロフ) - まどかさん» コメントありがとうございます!また機会がありましたら書こうと思います!応援ありがとうございました! (2018年12月11日 9時) (レス) id: 3baa899ee0 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - 続編ストーリーを書いて欲しいです!子供を産まれてからとか一緒に幼稚園や運動会などのようなストーリーを書いて欲しいです (2018年12月10日 21時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - smileharu1130さん» コメントありがとうございます!今回はこのような展開となりました…浦田さんも幸せになれるように今後していきたいと思います! (2018年11月22日 21時) (レス) id: 3baa899ee0 (このIDを非表示/違反報告)
smileharu1130(プロフ) - 直也くんがかっこよすぎて…そしてちょっと切ない泣 (2018年11月22日 20時) (レス) id: a6a6da5361 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - おがめぐさん» ありがとうございます!これから波乱の展開ですが、よろしくお願いします! (2018年11月17日 10時) (レス) id: 3baa899ee0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kei | 作成日時:2018年11月8日 12時