・ ページ4
直也side
それから、俺も彼女を探すようになった。
ある日、風邪をひいて病院に行ったとき。
苦しそうに車椅子に乗る
Aちゃんを見つけた。
言葉を失った。
自分の仮説が当たってしまったからだ。
すぐに病院のことを調べて
彼女へたどり着いた。
苦しそうに、寂しそうに
病気と闘う彼女を1人にしておけなかった。
にっしーへの後ろめたさと罪悪感に
さいなまれながら告白をした。
それを受け入れてくれてから
俺たちの距離はグッと縮まった。
直「 Aちゃん、おはよう。 」
『 おはよう……直也さん。 』
直「 今日は体調はどう? 」
『 すごくいいよ。 』
直「 よかった…… 」
『 直也さん、今日もお仕事? 』
直「 そうだよ。また晩に来るね。 」
『 いつもありがとうね。 』
直「 彼氏なんだから当たり前だよ。 」
『 ねぇ……隆くんは元気? 』
直「 なんとか……やってるよ。 」
いつも、にっしーの話をするときは
悲しそうな、儚い顔をする。
直「 今なら……まだ戻れるよ。
にっしーに言ってもいいんだよ? 」
『 隆くんには言わないで……
心配をかけたくないの。 』
直「 Aちゃんがそこまで
言うなら…… 」
『 迷惑かけてごめんなさい。
直也さんは何も悪くないのに。 』
直「 Aちゃんも悪くないよ。
誰も悪くない。 」
『 悪いのは………雨。 』
直「 え?どういうこと? 」
『 ううん、なんでもないよ…… 』
彼女を優しく抱きしめる。
すると、ぎこちなく返してくれる。
こんな日々が半年続いた。
243人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kei(プロフ) - まどかさん» コメントありがとうございます!また機会がありましたら書こうと思います!応援ありがとうございました! (2018年12月11日 9時) (レス) id: 3baa899ee0 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - 続編ストーリーを書いて欲しいです!子供を産まれてからとか一緒に幼稚園や運動会などのようなストーリーを書いて欲しいです (2018年12月10日 21時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - smileharu1130さん» コメントありがとうございます!今回はこのような展開となりました…浦田さんも幸せになれるように今後していきたいと思います! (2018年11月22日 21時) (レス) id: 3baa899ee0 (このIDを非表示/違反報告)
smileharu1130(プロフ) - 直也くんがかっこよすぎて…そしてちょっと切ない泣 (2018年11月22日 20時) (レス) id: a6a6da5361 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - おがめぐさん» ありがとうございます!これから波乱の展開ですが、よろしくお願いします! (2018年11月17日 10時) (レス) id: 3baa899ee0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kei | 作成日時:2018年11月8日 12時