君に恋したのは、雨のせい 2

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隆「 おはよう、Aちゃん。」



『 あ……おはよう、隆くん。 』





昨日は隆くんが病室に泊まってくれた。




隆「 今日、ちょうど大安だし……
これ出さない？俺の分は書いてあるから
あとAちゃんが書いてくれれば
もう証人も見つかってるし。 」



『 ありがとう…… 』



隆「 証人は、宇野ちゃんとリーダーに。 」



『 直也さん……？ 』



隆「 あ！その呼び方はもうダメ！！
俺がヤキモチ妬いちゃう！ 」



『 あ、ごめん…… 』



隆「 俺たちの幸せを1番願ってくれてるのは
リーダーだから。 」



『 そうだね……お願いしよっか。 』



隆「 じゃあAちゃん書いて！ 」



『 うん…… 』





おそるおそるペンを取る。




『 あの……隆くん？ 』



隆「 ん、何？ 」



『 そんなにジロジロ見られたら
書くにも書けないよ……笑 』




隆「 あ、ごめん。
ついつい気になっちゃって。 」



『 私たち、夫婦になれるんだね。 』





あの西島隆弘の奥さんが
私でいいのかな……？





隆「 まーた変なこと考えてたでしょ？ 」



『 えっ何でわかるの？ 』



隆「 好きな人の考えてることって
だいたいわかる。
しかもAちゃんはすぐ顔に出る！ 」



『 あはは……バレた？
少し不安かな…… 』



隆「 大丈夫。俺の最愛の人だから。 」




ここまでキザなセリフを
目の前で言われたら大半の人は
溶けてしまうだろう。

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