君に恋したのは、雨のせい 2

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隆弘side







頭の整理がつかない。



Aちゃんのこと、リーダーのこと。



あれだけ愛し合ってたはずなのに。



あんなに好きだったのに。



一緒に過ごした半年間は何だったんだ？



今でも好きだよ……



世界で1番Aちゃんのことを
好きなのは俺だ。



リーダーに対しての怒りもある。



でも、リーダーは最後までAちゃんの
口止めを守ってた。



本気で2人が好き同士なら……




やっぱり嫌だ。



Aちゃんの隣にいるのは
俺がいい。




〜 〜 〜 〜







次の日。



幸いグループでの仕事が無かった。



ソロでの仕事で会社に来た。



あっという間に会議は終わった。





「 にっしーお疲れ様っす！ 」



隆「 おう。お疲れ！ 」




今日は全然集中できなかったな……



頭によぎるのは、Aちゃんの
あの暗い顔。



一緒にいた頃は2人で笑いあっていたのに。






帰ろうとすると、会社の前に
見覚えのある顔が。




直「 にっしー…… 」



隆「 リーダー…… 」



直「 ちょっといいかな？ 」



隆「 うん…… 」

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