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玄関に入った途端、後ろから抱きしめられる。




私の首元に顔をうずめる隆くんが
愛おしくて、涙が出そうで。




俺の匂いがする、なんて
可愛いこと言っちゃって。



かと思えば、抱き上げられて
すぐさまベッドルームへ。







『 隆くん……好き。 』



隆「 俺も、愛してる……
本当に出会えてよかった。 」








こんなことを言われるもんだから、
私はたまらなくなった。



自分からキスをした。








隆「 今日は積極的だね? 」



『 隆くんのこと好きだから…… 』



隆「 俺も。脱がしていい? 」



『 うん…… 』









夢のような夜だった。



2人繋がって、揺れて。



彼の汗が私の胸に滴り落ちて。



熱いキスをくれる。



こんなにも幸せな夜は無かったよ……



隆くん、幸せをありがとう。



今まで、ありがとう……





〜 〜 〜 〜









次の日は雨だった。



ひどい、ひどい大雨。



彼と出会った日のような。



キャリーケース片手に、
ひとつお辞儀をした。



スヤスヤ眠っている隆くんをよそに、
私はもう光を失っていた。









そうだ、全部雨のせいだ。



私があの日、傘をさしていなかったから
彼は私に話しかけた。



光輝にフラれたのも、仕事をクビになったのも、
全て雨のせいだ。



隆くんに出会ったことも。









彼に、恋をしたことも。









君に恋したのは、雨のせいだ。

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kei(プロフ) - 儛さん» ご指摘ありがとうございます。訂正しておきました! (2019年1月7日 9時) (レス) id: 3baa899ee0 (このIDを非表示/違反報告)
- 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは連絡してではないんでしょうか? (2019年1月7日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ・ページ29のここの台詞 直「 ○○←名前ちゃん、これ俺の連絡先。 にっしーのことで何かあったら 連絡先して。 」 (2019年1月7日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます!今後ともこの作品をよろしくお願いします! (2018年10月31日 22時) (レス) id: 3baa899ee0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。一気に読ませて頂きました。にっしーと離れてるのになぜ、リーダーといるの?にっしーが心配です。にっしーと早く幸せになって欲しいです。続きが気になって仕方がありません。楽しみに待ってます。 (2018年10月31日 22時) (レス) id: 1e3e43fc2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kei | 作成日時:2018年10月2日 10時

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