君に恋したのは、雨のせい

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直「 Aちゃん？ 」



『 ……浦田さん？ 』



直「 大丈夫！？ 」



『 はい、何でもないです…… 』



直「 体調悪いの？ 」



『 いえ、何でも…… 』



直「 ……立てる？ 」



『 はい……痛っ！ 』






急な腹痛に襲われた。






直「 ねぇ、どこか悪いの？ 」



『 本当に何もないです。 』



直「 とりあえずつかまって。
今日はにっしーと来たの？ 」



『 はい…… 』



直「 本当に何も無いんだね？ 」



『 はい、彼には今のこと
言わないでください…… 』



直「 そこまで言うなら…… 」



『 じゃあ、今日は失礼しますね…… 』







勘の鋭そうな浦田さん。



絶対に隆くんにバレたくなかった。



綺麗なまま居なくなりたい。






『 隆くん、ごめんね遅くなって。 』



隆「 いいよ、これも食べて！ 」



『 うん、ありがとう！ 』



隆「 俺は飲まないけど、Aちゃん
飲んでね！ 」



『 隆くんが飲まないなら私もいい！ 』



隆「 そう？ 」



『 うん！早く食べよう！ 』




どんどん1日が終わろうとしてる。



私と隆くんの最後の1日。

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