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隆「 じゃあ、今日からカレカノだね! 」
満面の笑みで彼はそう言った。
『 う、うん…… 』
そんなの実感わかないよ……
『 ていうかさ、そろそろ私バイト
しないとって思うんだけど…… 』
隆「 あぁ。それならしなくていいよ?
俺の彼女っていう職業だから。 」
『 職業?隆くんの彼女が? 』
隆「 うん。家のことやって、
俺の相手する。これが彼女っていう職業。 」
『 でも、タダで居座るなんて…… 』
隆「 彼女なんだもん、いいよ?
むしろ、俺は彼女に家にいて欲しいの!
俺は武士スタイルがいいからね!
男が働いて、女は家を守る! 」
『 それって結婚してるみたいじゃない… 』
隆「 これが俺のスタイルなの。
いいでしょ? 」
『 うん…… 』
押しの弱い私は、いつもこうやって
押し切られてしまう。
隆「 じゃ、誓いのキスね。」
『 なっ!ダメだよ! 』
隆「 え〜なんで? 」
『 結婚式みたいじゃない! 』
隆「 契約を結んだシルシだよ!
ほら! 」
彼は目をつむって、唇を突き出した。
ぷるぷるの唇……夢にまで見た唇。
なのにこの状況……
『 しょうがないなぁ…… 』
チュッ
隆「 やったぁ!これでカップルだね!
彼女できるのなんて何年ぶりだろ〜! 」
彼は、究極の遊び人なのだろうか。
それとも、天然なのだろうか。
出会って2週間の私にはわからない。
彼は、わからない人だ。
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kei(プロフ) - 儛さん» ご指摘ありがとうございます。訂正しておきました! (2019年1月7日 9時) (レス) id: 3baa899ee0 (このIDを非表示/違反報告)
儛 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは連絡してではないんでしょうか? (2019年1月7日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
儛 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ・ページ29のここの台詞 直「 ○○←名前ちゃん、これ俺の連絡先。 にっしーのことで何かあったら 連絡先して。 」 (2019年1月7日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます!今後ともこの作品をよろしくお願いします! (2018年10月31日 22時) (レス) id: 3baa899ee0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。一気に読ませて頂きました。にっしーと離れてるのになぜ、リーダーといるの?にっしーが心配です。にっしーと早く幸せになって欲しいです。続きが気になって仕方がありません。楽しみに待ってます。 (2018年10月31日 22時) (レス) id: 1e3e43fc2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kei | 作成日時:2018年10月2日 10時