・ ページ36
・
あの後、隆弘くんが車を出してくれて
2人で海に来た。
『 綺麗……こんな場所知ってるんだね。 』
隆「 何か行き詰まった時はいつも来るんだ。 」
『 そっか……隆弘くんにとって大切な
場所なんだね。 』
隆「 あぁ。でも……これからは、その…… 」
『 ん?なに? 』
隆「 2人の、特別な場所になればいいなって… 」
『 ありがとう……隆弘くん。 』
隆「 俺さ、今更だけど、Aと
キスフレになれて良かったと
思ってる。 」
『 どうして? 』
隆「 キスフレっていう間柄だと
冷たく感じるけど、お互いのことを
色々知れて良かったかなって。
でも、辛い思いさせてごめん。 」
『 ううん。私も改めて考えたら
キスフレにならなかったら
付き合わなかったし、隆弘くんのこと
好きにならなかったかもしれない… 』
隆「 俺はそれでも振り向かせるつもり
だったけどな! 」
『 本当にずっと私のこと好きで
いてくれたの? 』
隆「 本当だよ。いつも冷たくあしらうのに
俺に一生懸命話しかけてくれた。
そんなお前が大好きだったし、
忘れられなかった…… 」
『 ありがとう……隆弘くん。 』
隆「 ちょっと目瞑ってて…… 」
『 うん…… 』
目を瞑ると首元にシャラン、と
何かの音が。
隆「 目開けていいよ。 」
『 うん……わぁ、可愛い…… 』
ピンクゴールドの、ハートモチーフの
ネックレスだった。
『 いいの…? 』
隆「 随分前に見つけたんだ。
お前に似合うだろうと思って買ったのに
中々渡せなかった。 」
『 ありがとう、隆弘くん…… 』
485人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kei(プロフ) - ponchanさん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです! (2018年10月5日 9時) (レス) id: 3baa899ee0 (このIDを非表示/違反報告)
ponchan(プロフ) - 風の家です。完結おめでとうございます!感動とキュンキュンが渋滞してます! (2018年10月4日 23時) (レス) id: e722f1aafc (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - ちゅんちゅんまるさん» ありがとうございます!新作も作ったのでぜひ読んでくださいね! (2018年10月2日 20時) (レス) id: 3baa899ee0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゅんまる - 完結おめでとうございます!いつもドキドキでヤバかったです!新作も楽しみにしてます(о´∀`о) (2018年10月2日 18時) (レス) id: 10f5d98055 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - からすみさん» コメントありがとうございます…でもとりあえずキスフレはこれで一旦完結です! (2018年10月1日 18時) (レス) id: 3baa899ee0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kei | 作成日時:2018年9月8日 13時