キスフレ 2

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隆弘side






携帯の前で体育座りをして
返事が来るのを待っていた。



だがLINEの返事は返ってこない。



もう送って3時間も経つのに……



トークを開けると、" 既読 " の2文字。



そりゃそうか。



あれだけひどいことしてたんだ。



当然だよな。



彼女にどうやったら気持ちを
伝えられるだろうか。



そんなことを考えながら
気付いたら眠りについていた。







〜 〜 〜 〜







次の日、お昼休みに俺はまた総務部へ
向かった。




しかしAの姿は見つからず。






隆「 宇野、Aは？ 」



実「 今日は末吉くんがこっちの会社に
用事で来てて。2人で食べてる。 」



隆「 そっか……どこにいる？ 」



実「 屋上だけど……あのさ、西島くん。 」



隆「 ん、なに？ 」



実「 私、西島くんのこと勘違いしてたかも。
最近のA、元気が無いの。
意味、わかるよね？ 」



隆「 末吉と上手くいってないのか？ 」



実「 そういうことじゃないよ！
2人揃って鈍感ね！
もういいから、早く行ってきて！ 」



隆「 おう！ありがとな！ 」



実「 Aのこと、幸せに
してあげてね。 」







宇野がそうボソッと呟いたのに
俺は気付かなかった。

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