COSMOS (ページ47)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:91,932 hit

・2人でページ47

キレイな夕日。

2人きりで見られると思わなかったな。

隆「またいつか2人で見に来ような。」

『うん…！』

2人で手を繋いで民宿に戻る。

すると、みさちゃん達は既に帰っていて、

実「あ～西島夫婦のお帰り！」

秀「ほんと頑張ったよな俺ら！」

真「見つからないようにな。笑」

隆「そういうことだったのかお前らー！」

『もう、気遣わなくていいのに… 』

実「私達がやりたくてやったの！」

隆「まあ、俺は嬉しかったけどね？」

『えっ！？』

隆「あとで部屋で待ってるから。」

『どっどういう……隆弘？』

隆弘はさっさと部屋に戻ってしまった。

みさちゃんとお風呂に入り、ご飯を食べた。

実「にっしーの部屋、行ってきたら？」

『みさちゃんも、行こ… 』

実「しょうがないなぁ、ついてってあげる！」

『ありがと… 』

2人で男子部屋に向かう。

隆「やっと来た。入って… 」

『え、みさちゃ… 』

実「じゃあね～」

みさちゃんは颯爽と帰ってしまった。

隆弘に手を引かれて部屋に入る。

他のみんなもいない…

隆「 Aに見せたいものがあって… 」

部屋のバルコニーに行く。

そこには、満天の星空……

『え……キレイ…！』

隆「女子部屋からは見えないだろ？
絶対にAと2人で見たかった。」

『ありがと… 』

隆「これ、着けてくれてるんや… 」

隆弘が私の首元をなぞる。

『隆弘にもらった初めての
プレゼントだからね。』

私はあのコスモスのペンダントを持ち歩いている。

修学旅行中も着けていた。

隆「そんなに気に入ってくれたの？」

『デザインが好きなのもあるけど…
なによりも思い出がつまってる… 』

そう言うと、隆弘に強く抱きしめられる。

隆「俺、志望校合格できたら地元から少し
離れたとこに住もうと思ってる。
大学が遠いから。
でもAのこと大好き！
距離は遠くなっても、俺の彼女で
いてくれる？」

『もちろんだよ…！』

2人で見つめあってキスをしたーー