COSMOS (ページ39)

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・店長と隆弘ページ39

『おはようございます！』

直「あ、おはよう～……って、ん！？
Aちゃん、隣にいるのって… 」

隆「直也くん久しぶり～！1年ぶりくらい？」

直「なんでにっしー！？」

隆「 Aを送りに来たの！
彼氏として！」

直「か、彼氏！？」

『急にすみません店長…… 』

隆「今同じ高校やから！
クラスも同じ！」

直「おうおうわかった……
とりあえず、おめでとう？」

隆「なんで疑問形なの！
ということで、Aに手出さないでね！」

『隆弘！店長はそんなんじゃないよ！』

直「あながち間違ってはないけど……
わかってるよ！
にしてもにっしーが彼女連れかぁ…
成長したなぁ、昔は俺にくっついてたのに… 」

隆「それ小学校のときじゃん！
てか、直也くんもいつの間に
お店始めたんだ… 」

直「高校卒業して就職するはずだったけど、
どうしても親父のこのお店残したくて。
内定蹴って始めたんだ！」

隆「そっか…直也くんも大変だったんだ。」

『あ、隆弘、時間大丈夫？』

隆「やばっ！練習間に合わね！
ごめん、もう行くわ！」

『行ってらっしゃい！』

隆「おう！」

にっしーは足早に去っていった。

直「まさかにっしーとAちゃんが
付き合ってるとは……！」

『驚かせてしまってすみません！』

直「いいんだよ。小さい頃から知ってるから！」

『あの、また隆弘の小さい頃の話
聞かせてもらえませんか？』

直「ははっいいよ！」

私は少しずつ前向きになれていた……