COSMOS (ページ37)

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・守りたいものページ37

隆弘side

『そのことなんだけど、
カフェのバイト以外にも早朝の
バイト探してて……
いいところ知らない？』

隆「そんなに働いたら体壊す。
お母さんも心配するよ。」

『でも…お母さんが元気になったとき
少しでも楽させてあげたいの。
無理はしない。絶対に！』

彼女の真剣な瞳を見ると、支えたくなる。

隆「わかった。俺の新聞配達のバイト先
紹介するから。一緒にやろ？」

『にっしーと一緒なら頑張れる！』

君という人は。

どこまで健気なんだろう。

隆「辛くなったら言うこと！」

彼女の頭をわしゃっと撫でた。

『あ～髪崩れる！』

隆「はいはい！とにかく絶対に頼ってほしい。」

『うん！ありがと、にっしー！』

隆「下の名前で呼んで？」

『え？』

隆「俺の友達とかクラスメイトとかみんな
西島か、にっしーやからさ。
Aは特別！」

『う、うん…/// た、たかひろ……？』

隆「 ……/// これからはずっとそれね？」

『うん！』

大切な、大切な守りたいものができた。

そうだ、Aにあれをあげよう……！