ep:2 ページ3
-月島side-
とある数学の授業中。
「ねえツッキー、この問題わかる?」
少し離れた席から僕のところまで聞きに来たのは幼馴染の山口」
差し出された問題は
月島「ああ。それ僕もわからないと思ったんだよね」
僕にもわからないものだった。
「…星宮さん起きてるし、聞いてみる?」
「聞いてくれば?」
「一緒に来てよ!星宮さん相手に一人はちょっとハードル高い…」
確かに窓の外をひたすら眺めている彼女に話しかけるのは彼には難しいのかもしれない
月島「ねえ、星宮さん」
そんなに躊躇わずに僕は彼女に声をかけた
横で山口が驚いた顔をしているけれど
彼女はゆっくりとふりむいて
「なに?」
「この問題教えてほしいんだけど」
そういうと彼女はふーんと声を漏らした
「ちょっと待って」
そういって自分のプリントにすごいスピードで書き込みをしていった
数十秒後
「これでわからなかったら他当たって」
そう言って渡されたプリントにはきれいな文字で丁寧な式が書かれていた
わからないはずがない
「あ、ありがと星宮さん!」
山口からのお礼には特に反応せずにただ外を眺め続けていた
授業終了のチャイムがなったその瞬間
-ねえ、そこの金髪くん-
透き通った綺麗な声が僕を呼び止めた
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澪 - ゆる。さん、そういうことでしたか 。 こちらこそすみませんm(_ _)m返信ありがとうございます!こちらこそよろしくお願いします! (2020年5月31日 16時) (レス) id: 51bb303542 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる。(プロフ) - 澪さん» コメントありがとうございます!わざとそのような表記にしたんですけどわかりにくかったですよね…。ご指摘ありがとうございます!読者様に不快な思いをさせたくないので訂正しておきますね…!これからもよろしくお願いします! (2020年5月30日 18時) (レス) id: d86cba50c9 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - すごく面白いです!応援してます! ただ、月島君の名前は、ほたるではなく けいだと思うのですが…。不愉快に思ったなら申し訳ないです。 (2020年5月30日 15時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結希 | 作成日時:2020年5月30日 0時