Ep:11 ページ13
_Aside_
A「もう、浬が変なことばっかりするせいでこんな時間になっちゃったじゃないですか…！」
気付いたらもう12時すぎ。
どうせ出かけるから朝ごはんはいらないということで
現在メイク中。
天堂「どうせ大したメイクもしないんだから、時間は余裕だろ。」
A「な…！失礼ですね、私だってちゃんとしますよ？メイクくらい！」
天堂「しなくたって十分…」
これは聞き捨てならない。
思わずそう思って振り向いた。
A「十分…なんですか？」
天堂「なんでもないからさっさと準備しろ。」
A「ちゃんと言ってくださいよ！」
天堂「…早くしろ。じゃないと行かないぞ。」
A「もー、わかりましたよ。ていうか今日どこ行くんですか？」
天堂「姉貴からチケットもらったんだよ。」
そう言って見せられたのは遊園地のチケット。
A「わあ！私行ってみたかったんです！」
両親が医者だった私にとってそういう家族でいく向けのスポットは行ったことがないところばかりだった。
友達と行ったことがないわけではないけれど、
正直高校は受験勉強に必死でまともに遊べていなかったし。
天堂「わかったら、さっさと準備しろ。」
一度部屋に戻って洋服を着替える。
遊園地だし、今日は比較的暖かい。
そう思って着替えたのは
薄い生地の淡いブルーののニットに
白のロングスカート。
それにGジャンを着て。
足元はちょっと辛口に黒の編み上げショートブーツ。
鏡の前でくるっと回って確認して。
天堂「なに回ってんだ。さっさと行くぞ。」
気づけば玄関前でドアを開けて待っている浬がいて。
A「いるなら言ってください！もうー！」
こんな会話が本当に楽しくて。
もう昨日の一夜とこの時間だけで
みおりとのことなんて
頭のどこにも残っていなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 685人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ここ(プロフ) - ありがとうございます！！！！楽しみにしています！！！ (2020年5月1日 14時) (
レス) id: cbf5aa4b36 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる。(プロフ) - ここさん» 久しぶりにがれこいを開いたら嬉しすぎるコメントがあって泣きそうです…！もし皆さんからリクエストやもっと書いて欲しいというものがあれば書こうかなと思ってます！また書くことになったらよろしくお願いします！ (2020年4月30日 20時) (レス) id: d86cba50c9 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - もっと番外編よろしくお願いします！！ (2020年4月30日 16時) (レス) id: cbf5aa4b36 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - すごく素敵な、お話ですね！！！ゆる。さん物語大好きです！！！これからも番外編よろしくお願いします！！ (2020年4月30日 15時) (レス) id: cbf5aa4b36 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる。(プロフ) - ayaさん» ayaさんありがとうございました。ステキな作品なんてもったいない言葉です。コメントがいつも本当に力になっていました。またどこかの作品でおあいできたらうれしいです！ありがとうございましたっ！ (2020年4月26日 21時) (レス) id: d86cba50c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レイ | 作成日時：2020年3月11日 23時
