検索窓
今日:9 hit、昨日:1 hit、合計:188,324 hit

番外編 06 ( 1 ) ページ25

.

(floyd side)

 
 その日は突然訪れた。
bad boyというイシダイ先生の声が聞こえ、その声のした方をみるとAの居るグループだった。A様子が気になるけど、煙が充満していて上手く見えない。

 
「……は?」

 煙が無くなり視界が良くなれば、その机には耳と尻尾の生えたAがいた。いやAの班どんな調合したの……。

 
.
.
.

 
 昼休みになってもAの耳と尻尾は元に戻らず、本当なら大食堂でご飯を食べる予定だったけどAを見世物みたいにする訳にもいかず購買で適当に買い、人が少ない木陰に移動した。

 
 
「ごめんねフロイド、錬金術でミスしちゃって……」

「いやミスっていう領域超えてる気がする」

 そう冷静なフリをするけど、オレの心の中はそんな冷静じゃない。だって好きな恋人が猫耳に尻尾も生えてたら誰だってテンション上がると思う。

今日の夜頃にはイシダイ先生が戻す薬を作り終わるって言ってたらしいけど、正直このままでもいい気がする。

 
 そんなことを考えていれば視界の端で何かが動くのが見えた。視界を動かしてみればそこにはAの尻尾が。

 
「え、その尻尾飾りじゃねーの?」

「ああ、これ?飾りじゃないよ」

 そう言うとAは器用に尻尾を右左に動かす。
その尻尾を見てれば、好奇心がどんどん湧き上がってきて気付けば左右に動く尻尾を掴んでいた。

 
「い、痛い!フロイド痛いよ」

 本当に痛かったのか涙目になったAが怒る。
ごめんと言いながら1度は尻尾から手を離したけど、尻尾に神経が通ってるって分かったら止まらない。

今度は掴まない様に優しく触れてみた。

__________

続きます!

番外編 07 ( 2 )→←番外編 05 ( 2 )



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (308 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
717人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 真白くんさん» わー!コメント何回でも大歓迎です!!楽しんでもらえてよかったです!期待に添えられるように頑張りますね!ありがとうございます\( 'ω')/ (2020年5月31日 20時) (レス) id: 8d312ffa35 (このIDを非表示/違反報告)
真白くん(プロフ) - コメントまたまた失礼致します…!完結おめでとうございます、最後まで楽しく読ませていただきました!!また番外編や次回作等楽しみに待っています(´ω`) (2020年5月31日 16時) (レス) id: cc9aeeecb1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 蒼さん» 初めまして、コメントありがとうございます!そうです!ついにフロイドくんがって感じです!キュンキュンして頂けて光栄です(*´ω`*)これからも更新頑張りますね! (2020年5月29日 2時) (レス) id: 8d312ffa35 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初めまして!コメント失礼します!!ついにフロイドっっっ!!!って感じですね!いつもキュンキュンさせてもらってます!これからも更新頑張ってください! (2020年5月28日 21時) (レス) id: 272d0ea6ab (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ひさん» 初めまして、コメントありがとうございます!楽しく読んで頂けてよかったです(*´ω`*) 更新のんびりとではありますが頑張りますね! (2020年5月28日 17時) (レス) id: 8d312ffa35 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年5月24日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。