伊野ちゃん、ママになります。8

手が足りない ページ2

慧side



ライブツアーが始まったHey! Say! JUMP。


メンバー8人が地方に行くと、家に残るのは子供3人と俺になっちゃうからって、全員で地方に行くつもりだったんだけど、出発の前日の夜に花恋ちゃんと陽汰が急に熱をだしちゃって、結局今回は蒼汰も含め4人でお留守番になった。



俺が3人をどうにか連れて、病院に行くと花恋ちゃんはおたふく。
陽汰はただの風邪だって言われた。



でも特に双子はまだ免疫がないから、同じ部屋にいさせたら、双子にもおたふくが移って、3人ともおたふくになりそう…、、


とりあえず病院から帰ってくるなり、元気な蒼汰をリビングに寝かせ、
おたふくの花恋ちゃんは俺と涼介の寝室。
風邪の陽汰はリビングの横の和室に寝かせた。




まず手がかかったのは、花恋ちゃん。
ほっぺが痛いみたいで大泣き。
ゼリーを食べさせようとするも痛くて、食べたくても食べれないみたいで、泣きながら怒ってくる。
また、抱っこしてあげたのはいいものの、なかなか寝てくれなくて、大変だった。


やっと花恋ちゃんを寝かしつけると、陽汰が大泣きしていた。

服や手に着いた花恋ちゃんのウイルスを陽汰や蒼汰に映らせないように、簡単に着替えて手もあらい、陽汰を抱き上げた。

花恋ちゃんを構ってるあいだに、熱は上がってたみたいではほんとに苦しそう…。
ミルクをあげてみるものの、すぐに戻しちゃって、食べれそうになさそうだった。
でも、すぐに寝てくれて、静かに布団に再び寝かしてあげた。


そして、お腹がすいたであろう蒼汰におっ ぱいをあげて、オムツもかえてあげて、再び花恋ちゃんの元へ。





……
もう自分のことなんか何も出来なくて、ずっと3人を順番にみていった。



夜中に30分は寝れて、少し食事もとることが出来たが、他は寝てる暇なんかなく、徹夜のような日が2日続いた。




2日もすれば、陽汰は熱がほぼ下がり、花恋ちゃんのおたふくも小さくなっていた。



だが、俺の体は子供たちと反比例するように悪くなっていくのがわかった。

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