伊野ちゃん、ママになります。8

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慧side



涼介のお姫様抱っこで、ベットまで連れてきてもらった。


圭人に湯たんぽも作ってもらって、涼介にお腹を撫でてもらっていると、どこからか聞こえてくる赤ん坊の合唱。

慧)蒼汰と陽汰、ミルクの時間だ、

涼介)じゃあ、作ってくるね！

慧)あっ！！粉ミルクなくなったんだった！

涼介)へ？

慧)何日も買い物行ってなくて、ネットショッピングも忘れてて、ミルク使い切っちゃったんだよね、、、
ほんとは後で買いに行くつもりだったんだけど、お腹痛くなっちゃって、行くの忘れてた…

涼介)なら、急いで買ってくるよ

慧)でも、、泣いちゃってるし、往復30分はかかるから母 乳でいいよ、

涼介)でも、貧血で母 乳って大丈夫？
しかも、二人分だよ？
目眩激しくなっちゃうよ、、

慧)ママとしての責任があるの、、、
少しくらい目眩激しくても我慢できるっ




涼介は納得できてなさそうだったけど、蒼汰と陽汰を連れて来てくれた。


座って胸を服から出すと、そうとうお腹がすいていたのか、泣き止んでごくごく飲む蒼汰。

でも、まだ涼介の腕の中にいる陽汰は、大泣きのまま


慧)涼介、陽汰の口をこっちのおｯ ぱいに近づけてあげて、


もう片方の胸も出して、肩に毛布をかけて、陽汰も抱き抱えた



すると、陽汰のお口が俺のおっ ぱいをパクッとして、吸い付いてきた。


両方から吸われると、体がふわふわしてきて、頭のぐらつきを感じた。しかも、さっきより耳が聞こえにくい…

やっぱり貧血の時に、母 乳はきびしかったかな…？


慧)うｯ､

涼介)！？えっ？？

慧)だっだいじょーぶ、

涼介)うそだよね、陽汰おいでﾖｲｼｮ
蒼汰もこっちおいで、ﾖｲｼｮ

慧)なんでっ、だいじょーぶだもんｯ､

涼介)なんでじゃないでしょ、どこが大丈夫なの？
座ってるのに頭がグラグラしてるって、相当だよ？貧血って、怖いんだからね！！！！
大人しく寝てて！絶対だよ！！！
俺、粉ミルク買ってくるから。

慧)まってﾊｧﾊｯ､……ぉこってるっ、、ｯｯ？

涼介)っ、、べつに

慧)ｬｧ､､ぃかないでっ、

涼介)えっ

慧)ここにいてっ、どっかいかないで、
やだっ、ごめんなさいっ、、、っ、、
ウソつかないからっ、どこにも行かないでっ、1人にしないでっ、ごめんなさいｯ､ﾊｧﾊｧ

涼介)ご、ごめん、、

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